2013/06/17

この週末は....

出張のタイミングが良いこともあり,横浜の自宅にいたのだが.こちらの自宅スタジオがいよいよ,機材老朽化が顕著になってきたので,その修復等でずーっと時間を取られた.いや,参った.
まず,随分前に新品で購入した,Fender Customshop Jazz Bass.Relic仕様のなかなか良い音の子なんだが,ここ5年くらい....になると思う.Custom Shop製のJaco Pastorius Tribute Jazz Bassを買ってからと言うもの,サブベースの扱い.暫くケースの中に入れてたら妙に弦高が高い,という結果に.ネックが順反りしたみたいだ,とちょっとZinギター工房さんにリペアに出した.ここまでが先週の話.ところが,Zinさんいわく,ありゃ,こりゃネック起きしているよ,と連絡を貰う.しかも,トラスロッドの効きが微妙で全体に効かないんだそうな.結果的に波打っちゃう形になって,アイロンかけて強制しないとどうしようも無い,って言う話になった.アイロンかけて,リフレットして,とちょっとした大手術.¥65K程度行くそうだ.でも,楽器としては無二の子でもあるので(今,Custom ShopではJazz Bass出してないみたいだし),思い切ってやりきってもらうことにした.
次,これもここ1ヶ月くらい,微妙な塩梅だった,うちのメインコンソール.Mackieの初代CR1604とLM3204.この子達が,いよいよノイズを怪しく発生するようになった.以前から各チャンネルのノイズが怪しい塩梅になっていたんだが,定常的にノイズを出すようになっていよいよ参った.ということで,この子達もリペアに出した.こちらは,今は音響特機というところがリペアをやってくれているらしい.イケベから先週確認して貰ったところ,ぎりぎり,なんとかなるかもしれん,というので,お願いして見た.電源はそろそろ修理不可能の扱いだそうだ.で,このCR1604とLM3204をラックから外して楽器屋へ持っていったのが土曜日.かわりに,以前買ったままになっていた1604 VLZ Proをラックに入れて,最低限,宅録が出来る程度にワイアリングをする.これが,もう大変.今まで40chも使ってたのに,これを16ch迄絞らないといけない.マスタ部分は1604 VLZ Proの方が取り扱いが楽にはなっているんだが.仕方ない,以前使ってた12chのKORGのミキサを引きずりだして来て,この子にRack音源のまとめを託す.それでもまだ何本か繋がっていないケーブルがあるぞ.....一回,本当に整理しないとダメっぽい.ついでにUSBの張り直しも考えていたんだが,そこまで時間が取れず.やっぱり,卓を入れ替えるとなると,部屋を綺麗にして,作業スペースをしっかり作らないといかんな.....
なんとか,Mackから音は出せるようにしたけど,まだ,音源類の立ち上げが弱いのが現状.しかも,土曜日,楽器屋を少し見て回ったんだが,最近はLine Mixer等,売っているワケもなく,代替をどうしようか悩み中.どうやらTASCAMがLM-8STという機種が8ch Stereo input,2 Bus仕様,しかもBusでカスケード接続も許しているので,結構良さそうなんだが.1本¥42Kくらいするらしい.うーん,2本買っちゃうか?2Uで済む,というのもちょっと心惹かれるところだ.まぁ,まずはCR1604/LM3204が治るかどうかだな.ダメだったら(修理可能か見るだけでも技術料がかかるそうな),仕方ない,これ2本をシンセ類の取りまとめMixerとして買うか......

2013/05/26

Design Thinkingというアイデア

先日,以前からの知り合いが会議の席で"Design思考"というキーワードを使っていた.彼の言うことにゃ面白いことが多いんで,何なんだろう,とちょっと気になった.というか,本を読んで見た.まずは,簡単にこちらの本.
Tim Brown, Change By Design - How Design Thinking Transforms Organization and Inspires Innovation,  HarperBusiness (2009).
千葉敏生訳, デザイン思考が世界を変える:イノベーションを導く新しい考え方, 早川新書 (2010). 
まだ本の途中ではあるけれど,Design ThinkingとはUser Experience(UX)を設計する,ということだ,という理解に至った.もちろん,新しいカタチのUXを設計することが出来る(従来の慣習の束縛を逃れてもっと便利に出来る)からこそ,そこにMonetizeの可能性もあるワケで,そこまで含めてDesign Thinkingなんだろう,と言う理解だ.この考え方は,Requirements Elicitationの手法のひとつとして位置づけると,個人的には非常に合点が行くものである.Requirements Engineeringの立場からすれば,Requirements Elicitationにあたって,まずはユーザなり顧客なりに対する共感を抱く,問題を共有した上でユーザや顧客に新しい価値観を提案する,ということの重要性を示しているとも言える.そこまで踏み込んでアイデアを創出出来ていますか,って言う問いかけと思えば,一々納得の行く話だ.個人的には,むしろ,UXというものを正しく定義するとこういう意味なんだ,ということが何となく判った,という点にこそ,この本を読む価値を感じた.うん,MicrosoftがUXの向上,なんて言っているけど,UXはPCの使い勝手,なんて話じゃ無い,もっと大きなSocialなExperienceを取り上げることこそが価値のある視点なんだよ,と言うことを理解した.
翻って,これを日本のinnovation,という視点で考えた場合,個人的には,このアイデアを創出する部分,というのは,若い子は自然に(本能的に)やれている子は多いんじゃ無いかと,期待している.日常生活の中で,道具を使っていて感じるちょっとした「不思議!」や「納得がいかない!」と言った類,感じたことをきちんと集積して整理して行けば良いのだから.日本のinnovationがどうしようも無い理由は,Tim Brownも指摘しているが,こうやって生み出された「アイデア」をしっかりとMonetizeまでつなげる,そこのプロセスの遂行に困難が多いことなんじゃ無いか?正直なところ,そう思っている.特に企業の中で,新しいことを立ち上げる時の苦労とか,無駄な労力とか,人を納得させるとか.そこに様々な自己規制が入り,組織からの枝刈りを受け,結局,丸坊主にされたビジネスは,本来アイデアが持っていた先進性の「肝」の部分をすり潰され,形だけが残っている.それでも,経営陣はそこにinvestmentをすることに抵抗し,そして既得権益を持った人々がその新しいアイデアをMonetizeすることを全力で阻止する.結果的に,日本のinnovationは,無駄にコストがかかりMonetizeが出来る前に挫折して行くんじゃ無いだろうか?
例えば,具体的に,日本の家電メーカは「売れるモノ」が無いと言う.一方で,Appleが(あるいはそれ以外でもいいや,海外のメーカが大したことをやっているワケでも無いのにあんなに儲けている,と言う.その挙句に,偉い人達は「現場に出て "売れるもの"を探してこい」と言うらしい.一方で,ちょっとしたアイデアは,現場に近いところの管理者が「それはうちの仕事じゃ無いだろう」と言って潰しに行く.結局,こうした状況から逃れるとすれば,それこそ,Long Tailを攫うことを目的に,Cloud Funding等のメカニズムを使ってスタートアップする,というストーリに乗らざるを得ないんじゃ無いかな,と思ってしまう.多分,誰もが「負け」の責任を取りたく無い,ということなんだろう.安全に大きく儲ける,と言うスタンスなんだろうな,とも思う.同時にそれは,新しいUXを提供する,というスタンスが無いから,きっと本当の問題を解決しない.Appleに負けるのも当然のように思う.結局,二番煎じなビジネスしか立ち上げられないから,コアのMonetize Machineを持ち合わせないことになる.既に市場の大勢は決まった状況で,お零れに預かるような姿勢じゃ,そりゃ,今の「モノが売れない」という状況を脱することは出来ないような気がする.
問題は,彼ら,「潰しにかかる人」をどうやって説得し,そこをどうやって動かしていくか,もっとSocialな取り組みになるんじゃ無いだろうか?細分化した様々な産業を横につないで,色々な利害関係者の誰もが少しずつ(今迄のビジネスモデルから考えると)損をするかもしれないけど,全体で見るとMonetizeがより強化される,そう言う仕掛けなり仕組みを作っていくことが出来ないといかんのだよなぁ.どうやると良いんだろう,というのは,僕もこの歳になっても判っていないけど.もっとSocial Architectureをモデル化して,その上で色々な議論が出来るようになったら(もっとComputer Science的なアプローチで経営とかの問題にあたったら),あるいは世界は変わるんだろうか?そこが,個人的にはすごく気になるなぁ,と思ってしまった.まぁ,時間が立てば,日本もメーカだからどうだ,という議論はしなくなるように思うけど.どれくらいかかるかね..

2013/05/21

Dr. Yellowを見たよ

某出張で,東京駅の新幹線ホームに行ったら,居た.なかなか見ることができない,と評判の,Dr. Yellowである.思わず,写真を撮ってしまった.まぁ,保線用の車両なんだから,必ず端っこまで来るのは当然なんだが....ね.

あー,これで何か良いことが起きれば良いけど.....ねぇ.逆にこれで運を使い果たしてたらなんだかな,という気もしないでは無い.

2013/05/18

MusicMan Stingray調整する

一昨年,伊丹に来てから最初に買ったMusiMan Stingray 4Fretless,なんか弦高が微妙に高い気がしてきた.去年の夏に,三木楽器で調整してもらったばかりなんだが,なんかなぁ...と言ってても仕方無いので,ちょっと調整してもらうことにした.Webで探して見ると,以前はBassManiacsと言うアクティブベースで一世を風靡したTUNEが,今は尼崎の園田の駅のそばにショップを構えてる....らしい.しかも,他社製品も含めてリペアも受け付けてくれる,と書いてある.これ幸い、BassはBass屋へ,と,ちょっと持って行くことにする.朝,起きたらまずメールでコンタクト取って,値段を聞いてみると¥4,000もしない、と言う返事.時間も1時間もあれば対応出来る,って言う.んじゃ,ってんで,Hand Carryでお邪魔して見た.
住宅街の一角のマンションの1階にありました.小さな工房でやってるぅ.特にShow Roomを開設しているワケでも無く,お二人だけで,こじんまりと仕事されてました.今は,もう受注生産が主体らしい.でも,部屋のなかには,いわゆるエキゾチックウッドも何枚か置いてあったり,中々,ギター工房をこういうところでやるんだ,って言う感じ.近所にこういうショップがあるのは,非常に心強いところだ.4弦がどうも弦高高くなってきた気がする,って言う話をして,ちょっと下げて貰う.4弦をさげると今度は3弦が微妙に高い....なんて話をすると,じゃ,4弦を基準に全体をバランスとりますねぇ,と.ついでに持ち込んだ新品のベース弦に替えて貰って,ついでにpre-ampの9Vバッテリ見て貰って,〆て¥5,000を切るくらい.どうも,Stingrayはネックが太くて,しかもネックのエッジが立っているので,握りを太く感じるというか,弦高が高めに感じるものらしい.かなりぎりぎりまで弦高を下げて貰って終わった.ネックは若干起きているそうだが,どうもそのあたりは調整はしていないみたい.作業そのものも,1時間もかからないくらいで終わって,まずは満足.
ショップによって,随分と対応が違うよなぁ,とも思わないでは無い.ま,まだネックが安定しているなら騒ぐ必要は無いかとも思うんだが,もう少し,ネックの反りも調整してもらえると嬉しかった....かな.ま,ギターにせよベースにせよ,結構,弾き手の感覚的なところもあるので(しかも人間の感覚ベースだと不安定だし),なかなか難しいところではあるんだが,今度,一回,zinギター工房にもってったらどうなるかも気になるところではあるなぁ.....

2013/04/29

昨日の曲

今日は,昨日あげた曲のミックス見直し作業で1日過ぎてしまう.いやiPodに入れて聞くと,どうしても低域がモコモコになっちゃって,シャープな感じがしないのだ.うちのMac+MOTU 828 mkIIだと,Flashになっていても「変な音」にならないで済んでいるんだが.クルマでiPodから音出しして聴いてると,ベースの音がもやっとしちゃう.後,iPod+Beyer DynamicsのEar Phoneでも同様.いや,難しいモノだ.一日試行錯誤したが,結局,出来た音を聞き比べると,昨日のミックスの方が好き,という結果.少なくとも,iPod TouchにSonyのヘッドホンつなげると,状況は改善されているので,半分はイアホンのせい,と判断した.後半分くらいは,iPodが多分,Bass域をboostしているんだろうな.フラットセッティングにしているはずなんだけど,スピーカから出すよりも低域はBoost気味だし.結局,1日の作業は徒労に終わってしまった....orz..
さて,出来た曲は,piapro.jpにも上げているんだが,piapro.jpは再生回数がどれくらいなのかちっとも判らない.そんなワケで,最近,YouTubeや,SoundCloud.comにも、いくつかの曲をあげている。昨日仕上げた曲、試しに今日,SoundCloudに入れてみたところ、早速、ドイツ人からLikeを1本頂きました!なんか、趣味のSound Createrとして,こういうの素直に嬉しい。ま、前に上げた曲は30回しか再生されていないんだけど.でも,そのうち22%がUnited Statesからのアクセス.うーん.....7回くらい?でもフォロワーが2人ついているし.ちょっとずつオンガクで人の輪が広がるのは嬉しい.ひとりだけでやっているんじゃない,って言う気分になる.ちなみにYouTubeも2曲で100回くらいは再生してもらえている.誰かが聞いてくれる,というのは嬉しいモノだ.
こうやって,Vocaloidモノで宅録していると,すごく思うんだが,結局,レコード会社は土管でしかないんだよねぇ.オンガクの製造原価が非常に安価になって,マニアの趣味の成果として,そこそこの品質の音データが出来るようになる,その曲を消費者に伝えるパスは,レコード会社に限らない,んだよねぇ.結局,レコード会社が,若手のオンガク家を育てる,というincubatorとしての役目はすっかり果たせなくなっているように思う.よっぽど,ニコニコ動画の方が役に立っているように思うのだ.後,アイドルも,どうせ会えないなら,初音ミクで十分じゃん,という思いも最近強い.初音ミク,いい曲たくさん歌ってるし.AKBにせよSKEにせよ,それでかなりの金額が動いているようだけど,だからと言って彼らがココロに残る曲を残しているとも思えないし.オンガクの浪費を生んでいるだけのようにも見える.結局,そこら辺全部含めて,ビジネスモデル変えないと,本気でレコード会社って先が無いビジネスなんじゃね?

2013/04/28

また,こんなの作ってみた

昨日からGW,というのが理由なのも何だが,伊丹に拠点移してから8曲目,もっとも,結局,曲の仕上げは自宅でやっているワケですが.こんな感じでつ.

【初音ミク and Y1V3】Noises Under the Mask 【オリジナル】 powered by ピアプロ

今回は,フレーズに合わせて,Dr.のフレーズをこまめに変えているのが,僕的に一番のところ.っつーか,今までものぐさでやってたのがバレバレになるわけだが.いや,やっぱりDr.の打ち込みが一番面倒だわ.Vo.は,初音ミクとY1V3子さん.まだユニゾン.2人の声の帯域が違うこともあり,ダブルVo.でちょうどお互いを補っている感じがする.なお,歌詞は,先週からはなゆめではじまった「覆面系ノイズ」にかなり触発されてまつ.っつーか,爺がそんなモン読むんか,って言うツッコミはなしの方向で....ひとつ.
ギターに関しては,今回はToakiのHLS-420と言うLes Paulコピーモデル使ってリードを取らせている.この子を買ったのは2010年1月3日,ということだから,3年強うちで放置されていた子なのだが,今回,Roland GP-100のBOSTON Leadを通してリードを取らせて見た.ま,悪く無いですな.というか,多分,このBOSTON Leadのパッチを通すと,Les Paul系の楽器はみんなこの音になるような気がする.でもね,GibsonのLes Paul plus(All Mahogany)の子と較べると,なんかコントロールしやすい感じはする.やっぱり,最近のGibson,ピックアップの出力が無駄にありすぎる.最近は,ピックアップは少し低出力の方が嬉しい.左chのあまり歪んでいないギターはFender 50 Nocaster.ベースは,Fender Jaco Pistorius Jazz Bass.MusicMan Stingrayでも録って見たんだが,やっぱりJaza Bassの方が色々と弾きやすい.
さて,この曲もそのうち,Sound Cloudにも上げて見ようかね.そうそう,SoundCloudには,The West Of Edenも上げたんだが,この3ヶ月で30回再生.その30%程度がUnited Statesで再生されたらしい.お気に入りも2人ついてくれてる!自分が起こした曲を誰かがお気に入りにしてくれているって言うのは,ありがたいことだ.

2013/04/07

子供は社会のもの,と言う理由がひどい....

先日,ラジオを聞いていたら,子供はSocialに大事にしなくちゃいかん,という趣旨の話をしている人がいた.いや,それは良いのだが,その理由に堂々と社会保障のため,年金の原資となる税金を払う人として,という趣旨のことを言っていた.いや,そりゃ違うだろう?と思わず思ったのだった.
誰だって,自分が,自分の上の世代の連中を,自分に対して無理強いをして来ている連中を養うためにSocialな負担を負いたいとは思わん.自分の将来のために,と言われれば,そのための積立てだと思って,多少の負担を切り分けることは考える.しかし,まだ将来がバラ色の子供にとって,その「将来の積立て」を強要するのは土台理不尽だ.年老いた世代が,若い世代に対して「俺の老後が楽になるために働け!」は,彼ら若い世代にとって感情的 に受け入れられるワケが無い.彼らだって「楽をしたい」のだ.
その社会的な,親子の世代の感情的な格差を受け入れずに,平然と「将来の社会保障制度を担保するために少子化は大問題である」と言ってしまうのは問題があると思う.僕は,自分の子供に対して,そんな感情を抱かせたいとは思わない.いや,子供いないけど.生まれちゃった子は仕方無いとして,そんな将来の自分が食っていくために,現在,自分の子供を育てたいという感情を持たない,と言った方が良いかもしれない.
彼らに託したいのは,自分の将来の生活じゃ無い.多分,僕らの世代が成し得なかった何かを,夢を託すんだと思う.そうじゃ無ければ,子供を産み,育てることの目的なり,意味は無いでは無いか?その期待なり喜びなりが無ければ,子供を積極的に産み,育てることの価値は無い,と思うのだ.....
多分,こんな社会保障制度を前提とした世代では,おっつけ少子化は止まらない,ように思う.結局,社会とは,個人からの搾取を繰り返す,というモデルにしかならないのだったら,自分の子供を搾取される立場に置くために喜んで生み育てる奴はそうはいないよ,と思ってしまったのだった.