2014/02/06

Universal AudioのApolloを試すことにする

そもそもの発端は,伊丹すたぢおのMaster Bus Compressorをどうしようか,という話だったんだが.結局,紆余曲折の末,UAのApolloを試すことにした.ちょうど,14年1月から3月末まで,Apollo/Apollo16を買うとThunderbolt I/Fカードを無償で提供してくれる,というキャンペーンがあったので,消費税が上がる前に手に入れてしまおうと思っていたのだ.既に横浜すたぢおにはUAD-2 Sateliteも入れていて,これ用に購入してあったplug-inもそのまま使える,と言うのも,この判断を後押ししている.
直接のきっかけは,1/13頃に修理に出したKORGのMicro Keys-61.このKORGのMicro Keys-61は,どういうワケか非常に故障が多い.既に横浜のMicro Keys-61も一回修理していて,今回は伊丹用の奴が死んだ.現象としては,USBバスでの通電が切れて動かなくなる,というもので,前回も基板交換されているんで,今回も多分同様のはず.で,この修理が上がったよと言う連絡を貰っていたんだが,こちらの都合で中々取りにいけない.で,やっとpick-upに行けたのが,1/29のこと.
折角来たので,UAのApolloがいくらになるかを聞いてみたところ,中々魅力的な金額を出してくる.1月中に入金があれば,という条件だったんだが("え,そんなに1月苦しかったの?"と聞いてみたら,"はい,とっても..."という話だった.楽器屋さん,相変わらず大変そうだ....),大手の楽器販売点よりもかなり頑張ってくれた値段を出して来た.くらっと来てしまったのだ.しかし,最後に確認の意味で,MOTU 828 mkII/mk3と併用できるか聞いてみたところ,それは判らん,と.で,その場でUAの代理店になっているHook Upに聞いてくれたのだった.
Hook-Upのテクニックのお兄ちゃんが対応してくれたんだが,どうもこちらの言いたいことが伝わらん....正直言うと苦戦した.こちらは,ApolloのThunderbolt I/Fカードを使うと,本体のFireWireポートもそのまま使えて,Thunderbolt→FireWireのNubとなるらしいことは知っていたのだ.ただ,Digital I/Oを複数使う時は,これらのI/O機器のA/D,D/Aコンバータを同期させるためなのかな,同期信号を共有しなくちゃいけなくて,その辺りがどうなっているのかを知りたかったんだが....ね.話がなぜか,Digital I/OとCPUの間のデータ転送の方へ流れていく.曰く

  • ThunderboltでI/Oを取っても,Apolloとその先にぶら下がるDigital I/Oとの間のデータ転送速度は800MbpsのFirewireのバンド幅まで.そこに他のDigital I/Oをぶら下げても,このFirewireのバンド幅を食い合うだけ.
  • 他社のFirewire接続のDigital I/OとApolloをカスケード接続した時の動作は保証していない.
というのだ.多分,相手も,どうも話がすれ違っていることは気がついたんだろう,テスト用に1台貸してあげよう,と言ってはくれた.さて,テスト用に1台借りたとしても,こっちも身動き,そうそう簡単に取れるワケじゃ無い.Rackから機材を抜いて,入れ替えたりするのも大変だし,いざとなると同期用のBNCコネクタのケーブルも準備しないといけないし.....参ったなぁ....ということで,その週末(2/1)に,そこの楽器屋の店先で検証作業をさせて貰う段取りにしてその日は帰ったのだった.
で,2/1は朝からその楽器屋の店先に赴いて,懸賞作業.もう1台,その店の店頭に展示してあるApolloをサブ機にして,2つのApolloをカスケード接続してそんなデータ転送の帯域が絞られるのかを見てみることにした.....んだが.結論から言うと,この検証作業,時間ばっかり食って,しかも日頃使っているDigital Performerが無い環境だったこともあり,全然意味を持たなかった.お店のMacを使わせて貰って試したんだが,やっぱりDigital I/Oのつなぎ変えなんて面倒臭くて仕方無い.しかも,システムをバリバリ弄らないと確認出来ない事項だし.これはやっぱり1台,自分で買って試さないとダメだ....ということで,¥258,000也でApolloを1台発注.もちろん,キャンペーン期間中につき,Tjunderbolt I/Fカード付き.
その後,2/3にはこの楽器屋の懇意にしている兄ちゃんから,Hookupの人から聞いた話として情報を貰ったのが,ドライバがコンフリクトしている,というか,うまく同期出来ないことがあるらしい.ま,ギャンブルはギャンブルだね.こちらとしては,iMacの少ないI/Oの中で遊んでいるThunderboltのポートを有効活用したい,程度の感覚なんで,ま,ダメならダメで.それでもEffectorとしての役割は持っているワケだしね.その後,2/4には入着の連絡.
たまたま,昨日,2/5の夜に時間がとれたので,早速この子をpick-upして帰ってきたのだった.さて,いつRackに組み込もうかしらん....ふぅ.

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