2016/09/09

iMac mid 2011の内蔵のSSDとHDDを交換する

Appleに修理に出した伊丹のiMac 27" mid 2011,どうせ今回の修理で蓋を開けたんだから,と,それを理由に,外付けHDD/SSDでの運用を見直し,本体の内蔵HDD/SSDを換装することにした.
購入した2011年には,内蔵HDD 2TB,内蔵SSD 256MBという構成は暫くは大丈夫だろうと思っていたんだが,やはり5年も経過して,Snow Leopard,Marvericks,El Capitanと3代のOSを載せ,しかもユーザ領域を各々別々に独立して保管するには2TBの容量はちと辛い.特に,最近はVirtual Instrumentsの利用も増えていて,こいつらをシステムディスクにインストールすると,OS1代あたり概ね750GB程度の容量が必要になる,という目論見だ.Marvericksの時は,外付けThunderboltのHDDケースにSSDを挿してなんとかしのいではいたが,外付けHDDも2つ,3つと増えて来るとiMacの周りがごちゃごちゃしてどうも堪らん.しかもThunderbolt外付けHDDケースに調子の悪いのが出てきて,どうもHDD/SSDを認識しないものが出てきた.それなら,机の上を整理するために,必要なモノは内蔵化した方が精神衛生上も良かろうと,今回内蔵化を図ることにした.
とは言え,Web上の情報を勘案すると,液晶パネルを外して,さらにmother boardのネジも緩める必要があるとか,SSDはDVDドライブの下にあるとか,色々作業も面倒そうだ.ひとりでやるのも何かと辛い.Webを探すと,難波の方で出張修理専門の業者がいるみたいなので,ここに声をかけて,必要な部材は当方で用意,作業だけを業者にお願いすることにした.
段取りを付けたら,まずは部材の手配.内蔵する3.5" HDDはWDの6TB,NAS用のREDのシリーズを選択する.HDDに付ける温度センサー付きのケーブルは,秋葉館で調達.iMacでは,本体内のファン制御のために,HDDの温度を利用しているらしいんだが,これが電源ラインの上に温度情報を流す,という特殊仕様にしているそうだ.これを付けないと,冷却ファンが偉い勢いで回って煩いと聞いている.それも困るので,この特殊なケーブルを用意した.SSDは7月に既に購入済,El CapitanをインストールしたSamsung Evo 850の2TBモデルをそのまま流用.ここに,El CapitanのOSと,宅録用の領域,それからWindowsのVMファイルを配置することにする.
部材が準備出来たら,次は業者さんに連絡取って,作業を正式に依頼.費用は¥10,500とのこと.作業時間は30分〜1時間程度とのこと.土曜日の希望を出したら,金曜日なら空いているけど土曜日は駄目なんだそうで.なので,出張が入って午後の帰りが早く出来そうな金曜日の1900に作業をして貰うことにする.
業者が来る日時が決まったので,内蔵するHDDを実際に「生きたシステム」にする準備をする.6TBの3.5" HDDは,1TB×3+ユーザ領域として3TBに分ける.各1TBにはEl Capitan,Marvericks,Snow Leopardの各々のシステムをコピーしてインストール.何かあれば,ここから起動出来るようにする.ユーザ領域の3TBは,過去の3代分のOSの各ホームディレクトリをここにコピー.いつでも切り戻しが出来るようにして置く.SSDは,当初考えたように,El Capitan用の1TB,VM用に500GB,宅録データ用に500GB.これだけにまとめれば,外付けHDDに分散していた各種データは,内蔵HDDと内蔵SSDに集約出来てすっきり気持ちが良い.外付けは,持ち運んで横浜スタヂヲと同期するためのArchiveだけを残して運用出来るようにする.準備が出来たところで,金曜日を迎えることになった.
出張から戻って,1830には待機.部屋を若干片付けたりしてね.で,1900ちょうど位に業者さんが登場する.業者さんには早速,このHDD,SSD,ケーブルだよ,と示して作業をして貰った.うちのiMac mid 2011の場合,内蔵の3.5" HDDはHGSTの2TB,内蔵のSSDはTOSHIBAが入ってた.ま,データは抜いてあるんで,後は,これをAppleに次に修理を出す時のために残して置くか,くらいなところかな.作業は,着手してから概ね30分で終了,立ち上げて,簡単に動作確認をする迄.傍で見ていたけど,何となく雰囲気は掴んだかな.ばらしは多分,次は自分で出来そう.ただ,最後に液晶パネルを入れるところが一番大変かも.バラシの最難関は,やっぱり液晶パネルの部分で,これは部材(Assy)が重いのが最大の問題.液晶パネルの裏に比較的細い結線が4本走っていて,最初に向かって左上,次に真ん中あたりに2本,最後に左の下の方の太い奴を抜く,ような感じ.繋ぐ時はこれを逆順に.業者さん曰く,短いものから外す,長いケーブルから繋ぐ,んだそうです.作業が終わって,液晶パネルを繋いだところで,一度iMacを起動させて様子を見る.無事,立ち上がりました.問題無しのようなので,そのまま液晶パネルを止めるネジを締めて,液晶保護パネルを入れておしまい.
この業者さん,作業の途中でたまに,HDDやSSDを入れる向きを悩んでたのが印象的だけど.まぁ,そこそこ短時間で作業終えてくれたんで良しとするか.
と,いうことでかなり快適になったうちのiMac 27" mid 2011.ところがこの作業を進める途中で,今度はうちのメインで使ってるMOTU 828 mk3が立ち上がらなくなる不具合発生!何時まで経っても,本格的にDTM環境が整わないのであった....orz


2016/09/05

iMac 27" mid 2011が逝く....

伊丹のiMac,ただいまEl Capitanへの移行作業の途中だが....それは突然やってきた.....
ことの発端は,こういう具合だ.まず,VMware Fusion 8でWindows7を立ち上げたまま,Host OS (El Capitan)そのものがsleepに入ると,その後,何故かMacOSXのsleepからの復帰に失敗する,という現象が,先日来見られていた.これは,大抵,Host OSを強制リブートすると,大抵問題は解決した,のだった.多分,どこかでMemory Leakが起きているんだろう....特に,最近,MacのDisplayがRetina化を勧めていて,この結果大きなVRAMが要求されているのかな,と思い,Retina Displayを使うというチェックは外して運用することにした.さらに,HostOSの電源状態をGuest OSにも伝える,というチェックも入れておいた.不幸は,ここで不覚にも寝てしまったことに起因する.朝,さて作業の続きをやるか,とした時に,iMacがsleepから復活しない.昨日まではVMware Fusionが死ぬことはあっても,電源ボタンでrebootしたら大抵復活してたしな,と,今回もreboot....したら,今度はbootシーケンスの途中で止まる,という事態に陥る.
電源を入れると,スクリーンがグレイになるので,電源関係じゃない.bootのプログレスバーも2/3くらいまでは着実に進む,のだが,そこでピタっと進行が止まる.何かを見に行って帰って来ない現象.こういう時,大抵以下の手順を踏んで,現象を切り分けるのが,長年のMacユーザだ.もちろん,僕もやってみた.

  • まず,NVRAMをリセットする.⌘-PRキーを押しながらrebootするとNVRAMがクリアされる.大抵,1度ポーンと音がするまではキーを押しておく....らしい.
  • 次に電源管理システムをリセットする.一度,電源を抜いて15秒ほど放置,次に電源を挿して5秒ほど放置してから電源ボタンを入れる.
  • 次に,最近のMacOSXはシングルユーザモードで立ち上げられる.これはbootの際に⌘-Sを押して立ち上げる.うん,これは起動する....んだが,read onlyでマウントされたunix file systemを前に,俺に何をしろと?fsckでも動かせ,ってか?まぁ,立ち上がることは判った.
  • そうすると,何を見に行ってHangしているんだ,ということになる.この頃には,そろそろ繋いでいる周辺機器を外して,iMac内蔵HDDのMacOSX 10.6から立ち上げようとしているんだが.....現象の改善は見られない.
  • 最後に,色々な拡張機能をboot時にインストールしないように,shiftを押しながら起動する.これは....Blue Screenに陥る.一回,徹底して放置して置いたら,そのうち,iCal(いや,今はCalendarに名前が変わったか)の予定を何か読み上げている音はしたな......っつーか,なぜ,そこに至るのにそんな時間かかっている?しかも,画面はBlue Screenのままだし....orz....
  • これは,噂のGraphic Cardか?iMac 2011 mid 2011は,たしか,販売後にGraphic Cardのリコールがあったはず.うちのiMacは全然問題になっていなかったので,放置してたんだけど......
  • それならHWテストをすれば良いはず.これはboot時にDを押しながら起動する,か,opt-Dを押しながら起動する.これを試したら,ローカルのApple Hardware Testが起動する(opt-Dの場合は,The Netの向こう側でApple Hardware Testが動くらしい).試してみたんだが,やはり途中でハードウェアのprofileをとっているようなメッセージを出したまま,止まる.....というか,全く帰ってこないし.
これは参った....いや,ここから先は手元で打つ手は何も無い.仕方無いので,ここでAppleのサポートに連絡.
また,AppleのサポートのWeb Pageが何故か途中から英語版になるし.確かにLocaleを英語優先にしているからなんだろうけど,これで電話したらどこへ届くんだろう?しかも伊丹はケータイ電話しかないのに....ということで,chatを選択.ところがまた,これが癖があってね....chromeでアクセスしていたんだが,このサポートのchatはpop-upでchat画面が出る.初めてのことで最初判らなかったんだが,ChromeのURLに何かエラーがあるみたいな表示があって,これをクリックしたらやっと立ち上がったよ.何だかね.
で,chatで,ことの経緯をざっくりサポートの係に伝える.暫く反応が途絶えた後,早々に降参が出て,「もっと詳しい人」からCall Backするのでケータイ電話教えてほしいと言うことになった.電話番号を教えて暫くすると,Appleから電話.結局,現象からmother boardかGrahphic Cardが怪しいという話にはなった.ま,そうだろうねぇ.やっぱりGraphic Cardかな.....27"のiMacを心斎橋まで電車で携帯するのもさすがに辛い(もっと言えば引取りが辛い)ので,ここはpickupサービスをお願いする.水曜日夜にpickupしてもらえるように手配した.その時,窓口の話では,支払い方法とかは,修理に入る際にメールに連絡が入ると言うことだったんだが.....
この連絡というのが中々来ない.木曜日に届くかと思ったが,何も連絡が来ないので,
さて,サポートの話では,このpickupでの修理サービス,修理にかかる前にメールが来て,支払い方法とか修理内容の連絡があるらしい.んだが,これが中々届かない.預り証の番号をクロネコヤマトのサイトで見ていると,水曜日にだした荷物は金曜日朝0900頃に厚木のサポートセンターに届いた模様.午前中は暫く,修理確認中見たいなステータスだった.それが午後には修理作業中になって(何も連絡も無いまま),夜確認したらもう発送した,というステータスに変わっている.荷物の番号を見ていると....どうやら,土曜日の朝には,伊丹の集配場を出たという案内に変わっている.Appleからの連絡はメールだけ,それもステータスが変わったことを,Webページの更新に遅れること概ね3〜4hr程度してから届く,というね.なんだかなぁ.いくらかかってどこに問題があって,どこのパーツを置き換えたのか,気になるところなんだが.多分,Vocaloidのオーソライズはmotherboad上のNICのユニークIDを使っているはずなのにね.これが勝手に変わるとこちらも困る....というね.しかも,修理費がいくらになるかも全然判らないし.....ま,荷物が届いてからかな.日曜日の夜に持ってきてね,と,クロネコヤマトさんにはお願いしておいたから.....
で,日曜日,無事に届きました.さて,お代はというと,代引きで¥50,790也.たまたま,手持ちがあったから良かったものの,Appleさん,サポートの言うことと修理センターのやること違うじゃん,と憤ってしまった.修理内容は,やっぱりGraphic Boadの交換,そして壊れてたSuperDriveの交換.まぁ良いんだけどさ.SuperDrive交換に¥50,000かぁと思うとちと高い.だって,GraphicBoadはリコールがあったわけだし.リコール期間中は壊れなかったけど,なんだかね.釈然とはしないわな.液晶カバーに付いた汚れはとってくれなかったし.....