2015/08/22

Guitar弦を買いに行ったはずなのに,何故かGUILD S4CEがある....orz...

来週は,横浜スタヂオに2日程滞在する予定なので,この週末にクルマを横浜スタヂオに先行してフェリーして置く.ついでに,明日の夜,鉄路で伊丹スタヂオに戻るために,東京駅前で,新幹線の回数券を購入....したところ迄は予定通りだった.で,折角都内迄出たのは,最初は本屋さんでも巡るか,と思っていたからなんだが....考えて見れば,東京駅界隈は水曜日にまた来るし,今買わないでも良いか,と思い立ってしまった.横浜スタヂオ常設のElectric Guitarsもそろそろ弦を交換しないとまずいしなぁ....と,思って御茶ノ水に行くことにする.
御茶ノ水の駅を降りて,交差点を斜向かいにある中古楽器屋を覗いたら,GibsonのLes Paul Special Double Cutawayが1本.ちょっと冷やかしで弾いてみたが,どうも,今ひとつ,楽器が枯れていない.2000年代の,それでも10年は経っている,レギュラーラインでDouble Cutaway Les Paul Specialを出していた頃の奴で,テールピースは2 Piece.値段は¥90,000くらいで,手頃感はあったんだけどね.どうも,枯れ感が足りない.
隣のGuitar Plannetへ行くと,TokaiのLes Paul Specialが数本.うーん,アフリカンマホガニィ?ホンジュラスマホガニーの奴もあったので,ちょっと音出し.あぁ,Tokaiの真面目なギターの音がする.そう,Tokaiはどうも「いなたい」感が足りない,綺麗な音なのだ.Les PaulやElectric Spanishだったら,それも「あり」なんだが....Student ModelのLes Paulでそれはちょっとね.優等生に不良は出来ない,みたいな?
ま,それはともかく,「これじゃ無い感」を感じながら,フラッと冷やかしのつもりで,シモクラセカンドハンズへ行ってみる.あー,店を順番に巡っているのがまるわかりなコースだね.で,ひと通り見て回って,たいしたモノねーな,なんかフレットレスベース多いけど,心を揺さぶる個体は無さそうだ,と帰りかけた時....あれ,GUILDのSong Birdが1本壁にかけてある!先々週くらいに,クロサワ楽器の楽器ショー(展示即売会ですよ)で聞いてみて「あれ,あまり出てこないんだよね」と言われた,あれが....
GUILDのSong Birdは,今からもう10年くらい前に,銀座の山野楽器でちょっと弾かせて貰ったことがある.薄い小ぶりのボディにPiezo Pickupを載せたElectric Acoustic Guitarだ.店員さんに言って,少し弾かせてもらう. あれ,なんか,いい感じ....じゃん?ボディは,厚めのマホガニ単板を繰り抜いてキャビティを作って,上からスプルースのトップで蓋をする,という構成.ネックはマホガニィでフィンガーボードはローズ.しかも,トップはNATフィニッシュ.一時,これに赤とか青とかにフィニッシュした奴が,Player誌の広告に出てたよな,とか思ったけど.NATなら好み.店員さんは,この個体が程度がいいことを強調する.傷も無いしフレットも減っていない,使用感はほぼ無いよ,と.弦高はちょっと高め....かな,でも,サドルも十分に残っている.昨年買ったOOO-15M Customは,結構サドルが低くて,Zin Guitar工房さんに「これだとサドル下にPiezo入れられないよ」と言われたことを思い出す.で....弾いていると,あれ,なんか,Piezoの癖にGUILDらしい音もする....っつーか,アンプから出した音がPiezo臭しない.最初からElectric Acusticとして作られている,からかな....?シールド一本で宅録コンソールにつなげる手軽さを考えると,1本うちに置いても良さそうな気もする.特に伊丹スタヂオに持ち込んで見たいんだが....うーん,生音は意外と出るな.マホガニー単板を抉ってサイド・バックを作っているから,サイドもバックも分厚いはずで,そうそう鳴る楽器じゃ無いはずなのに.トップスプルースにはブレーシングしてあるから,楽器として鳴るのかな?マンション向き....じゃ無いかな....うーん,悩む.これ,もう少し安かったら買ちゃいそうだ....試しに,いくらまで値段を下げるか聞いてみると,税込みで¥165,000にすると言う.
一度,その場を離れて,喫茶店で煙草を吸いつつ,Web検索.ちょうど,奈良の方の楽器屋で¥148,000で出てる.消費税を入れても¥160,000.うーん,うーん,どうしよう?後¥5,000程度まけてくれないかなぁ.....銀行ATMで¥160,000程現金を調達して,もう一度シモクラに行って見た.で,後,¥5,000程まからないか,聞いてみた....ら駄目だった....orz...ぎりぎりだそうです.かわりに,おまけを提案したら,009P電池2個,ポリッシングクロス,Ernie Ballの弦ワンセットを付けてくれた.後,電池ボックスが接点不良っぽいので,交換してくれると言う.ま,Hard Case付きだから良いか,で,結局,手を打ってしまった.....¥165,000.....うーむ.電池ボックスは店頭で交換してくれた.ただ,既存の奴を裏側から取り外して,電源ラインの線を切って半田付け,一応絶縁の処理はして....という感じで,その処理,大丈夫なんかな?弦については,シモクラの店員さんいわく,C.F.Martinの弦をはると,ギラギラした音になると思うとのこと.Ernie Ballの方がこのギターには合うんじゃ無いかと言ってた.後,GUILDのSong Birdは,弦を張ったままにしていると,ブリッジが浮いて来ちゃうとのことで,必ず弾いたら緩めてね,と言われる.
うーむ,と思いつつ,横浜スタヂオに戻ってからうちの機材で音出しして見る.MOTU 828 MkIIIのマイクに入れると....あれ,やっぱりPiezoっぽい音になるぞ?で,ちょっと試しにMINDPRINTのEnVoiceに刺してやると,あ,これは良いかもしれない.ここに,T.C.のリバーブを通すと,あ,気持ち良いわ.ただ,うちのセットで鳴らしても,GUILDっぽさはあまり表に出てこない.この辺はちょっと残念.でも,まぁ,良いかもしれない.どうやら,宅録で使うには,この子専用で軽くリバーブは入れてやった方が良さそうだ.....あぁ,UAのプラグインでもひとつ買うかな.....
というのが,弦を買いに行ったはずなのに,気がついたら¥165,000でGUILD S4CE(1995年製)を買ってしまった,ということの顛末だったりする.結局,去年に引き続いてギターが一本増えてしまった.....orz....

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