2022/03/13

EIZO CS2740とCalDigit Element Hubを試す

 2021 MacBook Pro 14"が来てから1ヶ月あまり,クレジットカードの与信枠が復活したところで,ついフラフラっと,EIZO CS2740をamazonでオーダしたのが3/2のこと.3/4の夜2000頃に宅配便で荷物が届いた.伊丹と横浜のDTM環境を1台のMacにする目的で,2021 MacBook Pro 14"を買った迄は良かったものの,14"のモニタはDTMをするには正直狭い.やはり28"モニタ2面の構成がほしいと思って,ついもう1台27"モニタを導入しようと思いたったのだ.ついでに,これを気に,外付けにしているTnunderbolt 3のバス上の機器を,MacBook Pro 14"に差し替えてきちんと動作するかも確認したいし.

購入に際して,最初は,EIZOのCS2731にするかCS2740にするか,ちょっと悩んだのだが,どうせだから解像度が高いCS2740を選ぶことにする.これで,27"のモニタは,EIZOのSX2761,CS2730,CS2740と揃えたことになる.まぁ,いずれも写真を弄ることを想定すれば適切な選択だろう.

さて,まず到着した荷物を解いて,梱包されているものを確認.ケーブルはDisplay PortとUSB-Cケーブルだけだった.HDMIを追加で調達した方が良さそうと判断する.3/5に,梅田のヨドバシに行って,調達することにしよう.今,iMac用に使っているMagic TrackpadとMagic Keyboardはそのまま利用することにする.Bluetoothでの無線接続では無く,USBで繋ぐつもりだけど.ただ,USBで常時接続するために,USB-A-Lightningのケーブルは2本程度必要だな.画面の前にはRolandのA800-Proを置いてあるので,これを避ける形で長めのケーブルを用意しよう.そんなこんなで,到着した翌日,土曜日にケーブル類を梅田のヨドバシに買い出しに行ってみる.なんのかんので,土曜日のお昼過ぎから買い出しにでかけたので,帰ってきたらすっかり夕方だった.

これでようやく2017 iMac 27"を机の上から下ろす作業に着手できる,と作業を始めた.いや,色々とUSBケーブルや電源ケーブルが錯綜してて,結構難儀をしてしまった.ようやくiMac 27"をおろして,代わりにEIZO CS2740を設置.まずは,現状を維持したままで,MacBook Pro 14"が大画面で表示できれば良いや.Thunderbolt busは,MacBook Pro 14"の到着前に,CalDigitのThunderbolt 4 Element Hubを買ってあったので,これも設置.MacBook Pro 14"を持ち歩く前提で,Thunderbolt接続の外付け機材を1本で外せるならこんな楽なことないよね,という判断である.高かったけど,買っておいたのだ.

さて,色々と繋いで見て,とりあえず画面を表示させる.最低限,問題は無いようだ.ただ,どうもMacBook Pro 14"に繋いだThunderbolt 3の外付けHDDが全てはマウントされない,とかThunderbolt 3バスに繋いだMOTUの828esと8Aがどうも認識されていないらしい.うーむ.Thunderbolt 4バスでは帯域が足りないのか?まず,Element HubからEIZO CS2740へ行くUSB-Cを外して,MacBook Pro 14"に直接入れて見る.今度は,外付けHDDはうまく繋がったように見える....が,はやりまだ,MOTIのAudio I/Oが見えない.まいったな.結局,Thunderbolt 3 busの2つはMacBook Pro 14"に直接繋ぐと,おぉ,今度はやっと識別されるようになった.なんだかね.Thunderbolt4のケーブルを用意しないといけない,のかもしれない.

ところで,CS2740にはDisplayPortも入力可能だ.以前,2019 MacBook Pro 13"を購入時に導入したCalDigitのTS3 plus,良く見たらDisplayPortの口からHDMIに変換して出していたんだ,と気がつく.それならば,と,MacBook Pro 13"からの画像出力はHDMIを通さず,直接,CS2740に突っ込んだほうが良かろう.DisplayPort-HDMのアダプタを外して直接,CS2740に入れるようにワイヤリングを変更.

さて,こうなると,机の上に2台のMacBook Proがあることになる.2017 iMac 27"から外したMagic KeyboardとMagic Trackpad,1台をこの2台で使いまわしたいな.ふと,CS2740のマニュアルを見ると,このモニタにはUSB-CとUSB 3.1 Bかな,2つUSBのupstreamのポートがある.これ,しかも表示している入力ポートに併せてどちらのポートを使うか,選択ができるらしい.Magic KeyboardやMagic Trackpad,そして有線Mouse,これを表示画面に併せて切り替えられるってことじゃ無いか!これに気がつくのに1日かかってしまったのだけど.また,モニタの裏の配線をごそごそと見直し.CS2740をUSB busのスイッチャのようにして,表示画面に応じてキーボードがどちらに繋がるか,選択できるようにした.この設定が,意外と快適で.なんだ,こんな使い方できるなら,これで良いじゃ無いか,と.ただ,今,伊丹スタヂオのA-800PRO等,音楽系のUSB入力装置も一緒に切り替えられちゃうのが,ちょっと悩ましいな.音楽系機材はMacBook Pro 14"だけに入れるように,後でもう一回,USBの配線を見直すかもしれない.

そんなこんなで,iMac 27"をMacBook Pro 14"+CS2740に置き換えるのにほぼ2日を要してしまったが,日常の運用に耐えられる状況にはなった.今のところ,MacBook Pro 13"の方はクラムシェルで運用している.MacOS 12は,クラムシェルモードだと,指紋認証では無くPassword認証で入れるようになるらしいので,これも便利.気になると言えば,以前よりも,MacBook Pro 14"の方がファンが回ること,かな.どういう仕組みになっているか謎なんだけど.取り敢えず,なんとなく,用は足りているので,これで宅録環境のMacBook Pro 14"への移行と環境の改善を図るという,CS2740導入の当初の狙いは達成したことになる.画面の色合いも良いし,まぁ,¥200Kもした高いモニタだから何だけど,これは良い(目的を満たす)買い物だった気がしている.

2022/02/16

MacBook Pro 14"が届いた

 順調にいけば,僕も来年度で会社はリタイアする見込み.今後は,ソロプレーヤとして色々と楽しむことにしよう.同時にリタイア前の安定した収入を見込める時期に,今後暫く使うであろう機材を揃えておこう,と思う.この一環として,Apple Scilliconを載せたMacBook Pro 14"を,ボーナスが出た12/10に速攻でオーダした.昨年から本格化したMacのApple Sciliconへの移行も踏まえ,今後暫く使う前提で,BTOで「モリモリ」にする.M1 Max (10core CPU 32core GPU 16 core Neural CPU) / 64GB RAM / 8TB SSDという構成だ.お値段も,従来のMacBook Proの上位機種から比較しても3倍はするような内容だ.

今回のMacBookの更新は,当初の想定よりもかなり早いタイミングではある.前回購入した2019 MacBook Pro 13"だって,まだまだ十分に役に立つ.ただ,今回,それでも敢えて購入したのは,それなりの理由がある.

ひとつは,上にも書いたように,安定した収入のある段階でApple SciliconでDTMがどこまでできるか,そろそろ試してみたい,というもの.もうひとつは,趣味のDTM系も含めて,これだけの能力のあるマシンが持ち運べるようになったら,現状,2拠点バラバラにCPUを用意しているんだが,これを1台に収束させたい,というもの.

前者については,Apple Silicon搭載Macが出た当初,爆速と同時に省電力で,電池は減らない,Fanも回らない,と評判だったのだが,同時にDTM系はまだRosetta 2をインストールしてIntel 系を

ひとつはApple Siliconeがどこまでできるか,そろそろ試したいというもの.Apple Siliconが出た当初,爆速と同時に,省電力で運用していてFanも回らん,と評判だった一方で,まだ当面はRosetta 2を使わないと,既存のソフトウェアがなかなか動作しないと言う状況だった.これがどこまで改善したか,特に趣味のDTM系ソフトウェアがどこまで耐えるのか知りたい,と思ったのだ.MOTUが色々とApple Scilicon対応を済ませたと言っているので,これは試して動作確認をする時期に来たかな,と思ったのだ.今使っているDTM系列は,以下の対応状況だ.

  • MOTU:Audio I/O,MIDI等のドライバはApple Scilicon対応済.Digital Performerも,最新版でやっとApple Sciliconに対応したらしい.
  • Logic Pro:Appleなんだし,これは大丈夫だろう.Logic Proはメインでは使っていないし.
  • Roland:うちにある機材として,D-05,A-800 Pro,Integra-7.ドライバは購入を決めた時点ではまだ,Rosetta前提だったようだが,この2月には問題が無くなったらしい.Integra-7用のUAのEditorがまだ未対応なのがひっかかるが.
  • Yamaha:うちの機材だと,Motif Rack SDが該当する.Rosetta 2で使ってねと書いてある.Vocaloid 5はEditorが
  • Korg:うちの機材だと,Microkeys Airとかが該当するんだが,MacOSの標準のドライバで大丈夫,みたいに書いてあるので,多分問題無い.
  • Universal Audio:うちの機材のコアとして,Apolloを入れている.幸い,Thunderbolt I/Fカードも入れてあるので,接続は大丈夫.ホームページを見ると,色々と面倒らしいが,なんとかRosetta 2で動作するらしい.まぁ,おっつけ対応してくれるんだろう,と期待している.
そんな状況なので,そろそろ,置き換えてもほぼ大丈夫そう,と思う.うちの環境にApple Sciliconを入れて,どこまでできるか,そろそろ試してみたい時期になったと判断したのだ.まだ,Virtual Instruments系は懸案も多いのだけど,逆にRosetta 2でどこまでできるか考えるには良さそうだ.

もうひとつは,上記の確認が終わったら,現状,伊丹と横浜でバラバラになっているCPUを統合したい,というか,持ち歩きで同じものを使いたい,と思ったのだ.伊丹のスタヂオは退職したらおっつけ処分の予定なのだが,きっとある程度のタイムラグは出る.その間も,MacBook Pro1台を持ち歩くだけで,両方の環境に対応できたら,これは嬉しいことだと考えた.本当は11年前に伊丹に異動になったときから,この構成が取れたら嬉しかったんだけどね.やっと,CPUのパワーも追いついてきた気がするので,そろそろ良いかな,と言うことである.

MacBook Proの14"が発表されてから,そんな訳でこれはmust buyだなと思い始めた.Early Adoptorのレビューを見ても,色々と評判は良い.そうは言っても,高額商品なこともあり,12/10のボーナス支給日迄待ってオーダをかけた.この時点で,商品の出荷は1/28〜2/10になると案内が出ていて,実は驚いた.今まで,散々AppleでBTOしたのだが,ここまで待たされる経験はなかったからね.大抵,2週間もあれば手元に商品が届くのが常だったし.商品の発表から発売迄に時間がかかった2011 iMac 27"でも,待たされたのは1ヶ月程度だったと思う.ただ,これもCOVID-19の影響なのかもしれない.仕方無い,まぁ待つしか選択肢は無い.

そうこうするうちに,1/28に突然,クレジットカードの利用通知が来て,これでやっと僕のMacBook Pro 14"が製造ラインに載った,と気づく.翌日には,上海から出荷の連絡が来た.今回はDHLで配送されるらしい.その週末の日曜日には東京に到着していた...迄は良かったんだが.オーダの際に,送付先の住所は伊丹スタヂオにしていたのに,郵便番号だけ横浜にしていた,のがいけなかったみたいだ.荷物はその翌日に横浜に行って,また東京に戻って,その翌日には今度は大阪に行って....とフラフラしはじめる.大阪まで来た,なら明日には届くかなと思い,丁度水曜日で定時退場の日(リモートワークしているけど)だったので,仕事を早めに切り上げて,梅田のヨドバシカメラにMacBook 14"用の液晶プロテクトシートを買い出しに行ったりした....んだが,翌朝見ると,今度は神戸に行っている.行きすぎじゃい!と思わず突っ込みたくなった(まぁ,兵庫県なら神戸に行くか).で,DHLから送付先不明と音を上げた通知が届いた.なんてこったい.DHLのWebサイトが案内されていたので,改めて配送先を,というか郵便番号を修正して設定.ついでに,使いづらいWebサイトだったので,更新できたのかDHLのサポートに電話して確認する等した.なんとか,2/3の木曜日に送付して貰えるようにお願いしておく.2/4は横浜のスタヂオの様子を見に行く予定があるので,荷物が届いてからだと色々初期設定が面倒なのだ.しかし,DHLの配送管理のシステムは一体どうなっているんだろう?これまで伊丹配送で(同じ間違いが残ったままで)3台くらいMacを買ったはずだが,ここまで荷物がウロウロしたのは初めての経験だった.今まではクロネコヤマトが配送してくれたんだが,クロネコヤマトはここまで酷いことなかったんだけど.やれやれ,だね.そんなこんなで,伊丹スタヂオにこの新しいMacBook Proが届いたのは,2/3の14:00頃になってしまった.

取り敢えず,システムをセットアップする.まず,8TBのSSDを2TBのシステム領域,もうひとつ2TBのシステム領域,最後に4TBのユーザ領域に分割しておく.最初の2TBはRosetta無しで動かすことを想定している.2つ目のシステムは,Rossettaありで動かすという算段だ.ユーザ領域は共有にしておくと色々と便利なんだろうと思うので,この構成にしておいた.Note PCで8TBのSSD搭載というのは強力で,多少無駄な使い方をしてもなんとかなるなのが嬉しい.

Volume設定が終わったら,次は,色々と,DTM系のソフトウェアをインストールを進める.取り敢えず,現状ではこんなところ迄はインストール済.

  • Logic ProやGarage Bandはuniversal binary化されている
  • MOTUのDigital Performerはuniversal binary化されている
  • Vocaloid editor ver.5はuniversal binary化されている
  • Rolandのドライバ類(うちの場合は,A-800 Pro,Integra-7,D-05の各ドライバ)はuniversal binary化されている.
  • Native InstrumentsのKontaktはver. 6.7からuniversal binary化された
手持ちのVirtual Instruemntsの類だと,ToontrackのSD2はまだIntel,というか,もうSD3出ているし,無理だろう.Naitive InstrumentsのKomplete 10は,到着時にはまだRosettaが必要なIntel版だったけど,インストール作業して暫くしてからUniversal Binaryのバージョンが入ったみたいだ.音源のダウンロードとインストールにほぼ1日かかってたけど.ついでにKomplete 12も入れて,また1日かけて音源のダウンロードしてた.やれやれ.YamahaのVocaloid 5 Editorはuniversal binaryが出てたのでupdateで対応済.一番悩ましいのはUniversal AudioのApolloで,Apple Scilicon Macで動かすのはちょっと面倒.まず,本体Firmwareのセキュリティレベルを若干下げないといけない.まぁ仕方無い.インストールしておく.ただ,一番悲しいのは,Firewireのサポートは終わり,って宣言されたことかな.UA Apolloは,伊丹も横浜も,Thunderboltでも繋ぎたかったので,FireWireバージョンを買ったけどThunderbolt拡張カードも一緒に入れてある.ここは心配していない.ただ,最初期に導入したUAのSatellite FW接続のヤツが1台あるんだよなぁ.....まぁ,それを除けば,概ねSW的には環境を揃えられたかと思う.

さて,MacBook Pro 14"そのものについては....どうしても,Rosettaを必要とする(動作はするのだけど,多分バージョンが古くて更新されない)ユーティリティがまだ手放せないこともあり,結局,今の次元ではRosettaをインストール済の環境で運用している.

ハードウェア的には,今のところ,不満は無い.何よりも,確かにApple Silicon,全然消費電力も少ないし,優秀なのだ.XRGで見ていても,多分まだうちのMacBook Pro 14",1回もFan回って無い.2019のcore i7搭載のMacBook Pro 13"と比較すると雲泥の差といえるくらいに静か.要するに僕はまだ,このCPUを本格的に使っていないのだ,という言い方もできる.ちょっと驚くくらいに静か.サイズはやや大柄になって,本体の厚みも増えたのはちょっと判断が難しい.キータッチは,2019 MacBook Pro 13"の方に慣れたからなのか,2021 MacBook Pro 14"は中途半端にキーストロークが深く,そのキータッチもちょっとぷにぷに,っとした感触.なんか,最初は嫌だったはずなんだけど,ストロークの浅い,ソリッド感のある2019 MacBook Proはまだ手放せない感じ.まぁ,MS OfficeはMacBook Pro 14"にはまだ入れてない(ライセンス買ってない)ので,暫くはMacBook Pro 13"を使う予定なんだけど.モノ書きには2019" MacBook Proの方が良いかもしれない.

さて,こうなると,早く2017 iMac 27"を机から外して,その代わりに外付けの27"モニタを導入したいなぁ,という気分になる.EIZOの2731かCS2740か,その辺りを入れて見ようか.2台のMacBook Proをぶら下げて,用途に併せて両方をもうちょっと使おうかな,という気分になった.

2021/08/29

iPhone 12 Proを試す

僕は,未だ,iPhone 6sを使っている.電池の減りがやや早くなったことを除けば,特段の不便も感じないし.しかし,昨今,さすがにそろそろ,新しいiOSが対応しなくなりそうな予感を感じている.非接触のNFCも無いから,Apple Payなどを使えないのはちょっと残念だ.そんな状況なので,次にiPhone 6sの電池交換をするなら,新機種に移行するか,とちょっと思っていた.ただ,大抵のことはiPhone 6sで済むのである.何よりクレジットカード,相変わらずセキュリティ的には不安もあるし.そんな状況の中,ずるずると気がついたiPhone 6sでら5年?電池交換もすでに2回実施したし.

ところが在宅勤務になって,MacにいつもiPhoneを挿している状況になったからか,2回目の電池交換も虚しく,電池が長持ちしなくなって来た.原因は判っている.在宅勤務などをしていると,終日,iPhoneを充電状態にしているからだ.また,Arcで自分の位置情報を記録しているのも原因だろう.以前は,「お出かけ」と「通常」が明確だったので,「お出かけ」を記録する時だけArcを使っていたんだが,在宅勤務になった途端「お出かけ」が凄く曖昧な概念になってしまったことからArcは常時ONにしている.そりゃ,電池の消費も早いってもんだ.どうせだからiPhone 12 Proを買って使い込んで見ようかと思うに至った.先日久しぶりに合うことができたうちの弟が,図らずも,そろそろ機種変しようかななどと言ってたのも,僕の背中を押した要素のひとつだ.ついでに言えば,先週水曜日にモデルナワクチンの2回め接種を受けて,その翌日はその副作用で高熱を出してたんだが,その点では「コロナワクチンの副作用に打ち勝った証」という訳の判らない理由もある.

久しぶりに,どこへも行く用事の無い週末の朝,radikoで週末午前中の番組を流しながら,iPhone 6sのApple Store App.でまず値段を確認しよう.iPhone 12 Proの,多分使い切らないけど512MBをカートに入れて,Wallet型のケースはあるかなぁ....あ,これも入れよう,後は保護シールだな....それから,ヘッドホンジャックも無くなっちゃったから,ightning-Headphone Jackのアダプタも必要だな....などとカートに入れて総額¥169, 576.ぶっちゃけ¥170Kである.さて,どうしようかね.今年1月に買ったLes Paul Specialよりも高い.でもなぁ,Apple Payの威力とかもちょっと試したい気もするしなぁ.iPhone 6sがiOS 15でサポート対象から外れたらどうしよう,とかも思うし.そう,長期的に考えると,どこかで機種変せねばならないんだよなぁ....しばし,躊躇した.うーむ....と思って,一度他の作業をしてみる.そう,どこかで機種変せねばならないのだ.....どうせだから,やっちゃえという気持ちがやや勝ってきた.というところで,Apple Store App.でcheckoutへ進んでしまった.....

さて,保護シールは店舗で貼ってもらいたいし,店頭受け取りに設定して.それから支払いは....店頭受け取りでも先に決済をせねばならないらしい.それなら,と,日頃Apple Storeで使っているクレジットカードで決済へ.ところが,ここで検証に失敗したと言われる.なんで?一昨年くらいまで散々使ってたカード,たしかに昨年更新が入ったけど....仕方無いので,別のETC決済に使っているカードで取り敢えず決済しておく.店舗は15:15で予約.

....と,ここまで来て,ハッとする.俺,なんか今凄い買い物してね?...まぁ,発注しちゃったものは仕方無い.もう1ヶ月もすると,今度はiPhone 13の発売で盛り上がるんだろうに,どうして今やっちゃったかなと思わないでは無いけど.サイズもでかくなって,本当に良いのかな,というのもあるけど.まぁ,まずは買って試して使い勝手を評価しないと先へは進まないだろう.

コロナ禍の緊急事態宣言が出る中,まぁオーダしちゃったし仕方ないよね,と言い訳しつつ,心斎橋のApple Storeへ足を運ぶ.店はそれなりの賑わいは見せていて,街の人出も多かった.入店するのに,まず店頭で並ばされて検温.アルコール消毒してから再度列に並ぶ.ここで,注文内容の確認.保護シールをオーダに入れていたが,この保護シールは自分で貼るヤツ,店頭で貼るには別のにしないといけないと言われる.ほぅ,あれ,クレジットで決済したけど,まだ決済終わっていないの?と確認したところ,品物の受け渡しで決済が完了すると言われた.それなら決済用のクレジットカードを変更できる?と聞くと,App上での発注を一度店頭でキャンセル,その上で再度購入手続きすれば出来ると言われた.なんだ,それなら現金決済も可能だったのかもしれないなぁ....ま,いっか.現金はそこまでお財布に入れてないし.では,そういうことで,ということで,Apple Store心斎橋の店頭で一連の購入手続きを片付ける.

現品の開封は,iPhoneにシールをお店で貼る場合,買った人が実施することになっているそうで.開封して,現物を確認の上,iPhone 12 Proを店員さんに渡してシールを貼ってもらった.ついでにケースも入れてもらって.そう言えば,以前,iPhone 6sをApple Storeで購入した時は,たしか店頭でActivation迄やったなと思い出す.あれは,確か銀座のApple Storeだった.Activationどうするの,と聞いたら,SIMを入れて出来ますというので,そこまで実施することにする.iPhone 6sのSIMを抜いてiPhone 12 Proに挿し,立ち上げを確認.パスコードも設定して,一連のActivationが終わったら,SIMはiPhone 6sに戻しておく.夕方迄は,まだ移行は出来ないし.

なんのかんの,一連の作業が終わったので,Apple Storeを離脱.30分くらいかかった.後は,家で母艦のMacBook Proに繋ぎながら作業をすることにしよう.ポケットに2台のiPhoneを入れて帰ってきた.

帰宅してから,買い物などをして,その後で本格的に移行作業.一回,iPhone 12 Proの設定を全て初期化してデータ移行を行う.最近は,BluetoothでiPhone間のデータ移行もできるとのことで,iPhone 6sのBluetoothをONにしてから隣にiPhone 12 Proを置いて置くと,自動でペアリングしてくれるらしい.始め!の指示は出さないといけないが,取り敢えず置いておけばコピーしてくれるので楽っちゃ楽.iCloud経由よりも若干早い,のかな?全てのデータが移行したら,SIMを入れ替えて,移行作業は完了.これでiPhone 6sはSIMなし端末になってしまった.楽天のSIMを買ったら,iPhone 6sに入れて比較用に使おうかしらん.さて,それから,使えないAppの削除をしたり,代替Appを探してインストールしたり.色々と面倒だけど,たまにこうやって片付けをしないと色々溜まっちゃっていけないね.

そんなこんなをやってたら,あっと言う間に夜中になってしまった.まだ,カメラとか,全然試せていないんだけど.いくつか気になった点もあって,まずはこれを残したいと思う.

  • ホームボタンを無くした結果,UXが悪化した気がする

ホームボタンが無くなって,もう4年?近く経過するはず(iPhone Xからだから4代目になる)が,ホームボタンを無くして変更した操作性の悪化を感じる.統一した操作に対する考え方が無いように見える.しかも,液晶面が拡がって得られた価値は,ほぼ無いように感じる.

例えば,iPhone 12 Proのホーム画面とiPhone 6sのホーム画面を比較すると,こんな感じになる.ホーム画面1画面辺りに並ぶAppの数は基本的に変わらない様子が判るだろう. 

勿論,両者ともiOS 14.7.1で同じ.画面のupper sideは,Face IDのためのカメラがあるから,空間が増える.bottom sideは,ホームボタンの領域が増えるのだが,間延びしている.Dockエリアが下側に動くのは良いとして,なんだ,この間の抜けたエリアは,と思わないでは無い.しかも,今までホームボタンが担っていた操作は,他の操作に置き換えるんだが,個人的に良く使うプロセス(App)のQuit操作や,Appの切り替えなどを起こすのが意外と大変なのだ.画面下側からスワイプすれば出てくる「時もある」,みたいな.背面を叩くと出すことで,出すことができるように設定も出来る.この操作体系,UIの文法は理路整然としているのか,という点が気になるのだ.

ここで,input methodを起動すると,下のようになる.Wordを立ち上げて見たんだが,こんな感じで,スペースの有効利用になっているのか,気になる.うーん,1行分くらい,エディタ画面は拡がった感じだし,キーボードのフォントサイズも若干大きくなり,これは歳をとった自分には若干見やすくなったと思うんだが.それでも,そのわずかなメリットと比較して,UX的にどうなのよ,と思うのだ.画面のBottom Side,なにかと役割りは持たせているが,Input Methodの切替えに,こんなに大きな領域取らなくても出来るよね?みたいな.なんか納得感を感じられない.

元々, ホームボタンの排除は,SamsungなどのAndroid系スマホの「こっちのケータイは画面広いぞ」への対策として出てきたと理解しているんだが,小手先で対応している様に見えて仕方無い.それがiPhone Xからもう4代,続いているということだ.iOSも同じくらい,世代を重ねているだろうし.その館,UIの文法の統一性を図ってきたのか,というツッコミくらいは入れたくなる.Steve Jobsなら,ここまで美意識の欠如したUIの文法は承認しない,というか早々に改善せいと,すごい圧をかける気がする.iPhone 7の押込み感の無いボタンも個人的には苦手なんだが,いや,それでもコンポーネントとして明確な役割を持ってて,実は非常に差別化の要素だったんじゃ無いだろうか? 

スマホを使う場面と言えば,そもそも移動しながらの情報収集や自動車を運転しながらの利用など,どうしても「ながら」操作になる場面は多い.この状況でApp Switchなどが簡単に出来ない状況になるのは,残念だと思う(Appleとしては,ナビなら,ロック画面でも出てくるAppleのMapを使えと言うかもしれない.しかし,スクリーンを占有するような特殊なAppを最初からインストールしているの,独占だよね,とも思うし.これは,iPhone 6sの時から気になってはいるんだけど).

  •  Walletって,使いづらくない?

 いや,これはiPhone 12だからどうだ,という話では無いと思うんだが.Walletにクレジットカードを登録しようとして色々苦戦している.手持ちのクレジットカード,MasterとVisa,そして先日American Expressも用意したんだが,このうち今のところMasterカードしかまだ登録出来ていない.

これがAppleのせいなのかどうなのか,今ひとつ判っていない.ただ,最後のAMEXは先日,楽天で作ったんだが,今後,細々とした買い物はこちらに移行しようかと考えているのだ.カードは手元に届いて現在,銀行口座と紐付け作業を申請して...その後の連絡が無いので,どうなっているんだろう?そんな状況なので,まだ1回も使ってないカードなんだが,これを登録出来ないんだな.ついでに言うと,ETC専用で使っているVisaカードもこれまた登録出来ないんだけど.楽天カードはAppleの認めた発行者になっている割に,登録出来ないというのが,なんとも微妙な感じ.実生活で1回使わないといけないなど,なにか成約でもあるんだろうか?個人的には,クレジット会社への支払いは減らしたいところもあるけど.

なんだかなぁ,と思わないでは無い状況ではある. 

  •  FaceIDも色々と悩ましい

FaceID を設定してみたんだが,これ,登録の時点でマスクしていると登録が出来ない.そして,マスクを外していれば,いつ認証したんだろうと思うくらいの速度で反応してLockを外してくれるんだが,マスクしていると全然ロックが外れない.以前,どこかでマスク対応した,と読んだ気がしたんだが.COVID-19の蔓延に併せて,色々と考えなくちゃいけないUseCaseが膨らんではいると思うけど,これをどう捉えているかの問題.感染者のそばに居た,という状況証拠は残すようにしているけど,ロック外れないのはどうなんだろう?

あと, FaceIDでロックが外れたとしても,そこから一度Swipe操作をしないといけない点も気になっている.特にクルマを運転している時に,確実にロックが外れるのか,とか,App Switchが正しくできるのか,とか.その辺りの操作性が悪くなっているようなら,それは結構,スマホとして致命的な欠点では無いのだろうか?この辺りは,今後,実際に使った時に何が起きるか気になるところだ.

そんな訳で, 数年ぶりにiPhoneの機種変更をしたのだが,この更新が本当に正しい判断だったか,まだ不安は残っている.暫くはiPhone 6sも使えるようにしておきたい気分にもなっている.それこそ,楽天のSIMカードでも買って,iPhone 6sをクルマ用に残しておこうかしら,ということも検討中.

iPhoneも色々と進化したとは聞いてはいたが,「正しい」進化を成し遂げたのか,ちょっと気になりだしている.今回,実際に最新のiPhoneを弄って見て,ひょっとすると,このiPhoineの変化が,Appleの変質を表している,のかもしれないと懸念を持ったのも事実だ.他社製品との比較の文脈だけで製品を企画していないだろうか?それは,元々Appleが,あるいはSteve Jobsが持っていた,IndustorialとArtsの交差点的な立ち位置からずれてきていることを示唆するのかもしれない.そう,iPhone 12 Proは,本当にこのレベルの製品で良かったのか,他社比較だけで製品を考えていないだろうか?

Macの方は,IntelのCPUを捨てることで生まれた「圧倒的な価値」に期待しているんだが,同様の期待を持って購入したスマホを,もっと言えば,一番身近なケータイ計算機を提案してほしいんだよな,という思いは,どうしても残ってしまったのだった.

2021/04/18

NEUMANN KH80 DSPを試す

 先週の週末,パワードモニタをもうひとつ買おうかと思い,試聴したNEUMANN KH80 DSP.なんか,音の分解能が非常に印象に残ったこともあり,これは"買い"では無いか,と1週間ほど悶々とする.¥77K/本という価格,ちょっと高いんだけど,でもStealy Danとかの音を流した時に各楽器がすごく分離して,音像確認に良さそうな気がしたのだ.

そんな訳で,今朝,起きて「買う」と決めて,梅田の馴染みの楽器屋へ.いや,amazonも漁ったのだが,amazonに同じ値段で出ているものは無い.soundhouse.comでは,ほぼ値段は同じだし.ということは,馴染みの楽器屋,頑張って値段出しているじゃん,と.あぁ,まだ固定資産税の支払いとかあるしなぁ,と思いつつ,こう,湧き上がる物欲に負けた.COVID-19の蔓延が心配だけど,この値段で出るなら,ちょっと買って見るか,みたいな.それに,大阪のCOVID-19の拡大も心配で,今のうちに買いにいかないと,暫く楽器・機材を楽器屋の店頭で直接買う,という機会を暫く持てない気がしたのも事実.

早速,件の楽器屋へ向かう.途中で,現金を調達してからお店へ.いつも懇意にしている店員さんが居てくれて,先週の続きをする.まず,税込みで¥77K/本だよね,と.確認をとった上で,2本現金で買うからもうちょっと勉強しない?と値引き交渉.2本で¥152Kがギリギリ,というので,まぁそこまで楽器屋さんを虐めてもな,と,購入を表明.多分,これでも楽器屋さん的には設けが若干出るはず.手を打った.

さて,横浜でも使うことを想定して,ちょっと長めのバランスケーブルを....と希望するんだが,しかしここで,5mのTSR♂-XLR♂のケーブルなんて2本無かった.残念.仕方無い,帰る途上でヨドバシに立ち寄る.しかし,ここも,5mのオヤイデのケーブルは1本しかなかった.困ったね.5mのバランスケーブルが欲しいんだという話をすると,出てきたのがYAMAHAのマイクケーブル.まぁ,良いか,取り敢えず,これで繋いでみよう.うちに,まだ,TSRーXLRのケーブルがステレオ2本分あるし.取り敢えず買って,まずは音を聞くとかしたいし.ちょっと気になったので,XLR♂ーXLR♂のアダプタも2セット買って置く.

そんなこんなで,伊丹の部屋に戻って,早速セットアップする.iMac 27"の脇に置いて,ちょっと聴き比べもしたいので,今までほぼ使っていなかったBOSEのM2を外す.代わりにNEUMANN KH80を置いて,ケーブルを敷設して,等とやってたら2時間くらいかかってしまった.机の周り,色々と混乱状態に陥ってた.今はメインにしているGENELEC 8010 APMは,NEWMANN KH80の上に載せて設置.正しいオーディオマニアには絶対に怒られる配置だな,と思いつつ.KH80の方は奥行きもそれなりにあるんで,今後,何かスピーカスタンドを置かないと,机の手前が狭くなるし.

超特急でセットアップして,Mackieの1604 VLZからradikoの音を流して,早速KH80を鳴らしてみる.比較すると,8010と比較して,ボトム(低音域)が大きく出る.どこかのホームページに書いてあったけど,KH80は400Hzあたりがやや膨らむ傾向らしい.KH80の背面のスイッチを弄って,「大きい机」の設定にしてみる.少しだけ,低音域が抑えられた,かな?もうちょっと,エイジングが進んでから,設置方法を含めて見直すか.

店頭で試聴した時にちょっと感動した"音源の分離感"だが,radikoの音を流しているとちょっと弱い印象.まぁ,楽曲のマスタトラックの作り方にも依存するので,簡単に比較しちゃいけないんだけど.店頭で,Donald Fagenの音を流したら,凄い分離感で感動したんだけどな.さすがに,そのレベルのミキシングは,一般の楽曲では実施されていないのかしらん?あるいは,低音域が膨らむような設置方法だから,音源の分離感が曖昧になってしまうのか.....中々,スピーカは難しいね.設定が安定したら,どっちか横浜に持っていこうと思っていた,んだが,これは....今の状態だと,BOSEのM2を持っていくのが楽かもしれないな....うーむ.

興味深いのは,KH80の上に置いたGENELEC 8010.意外とこれが良い音がする.スピーカの位置がちょうど耳の位置になったのが原因かもしれないけど.8010は,サイズは小さいし,ボトムは出にくいスピーカではあるんだけど,やっぱり出音のバランス良いんだよな.デスクトップに置くのにも良い塩梅のサイズだし.これは中々手放せないモニタスピーカだなぁ,と再評価してしまった.

今のところ,NEUMANN KH80,良いモニタだとは思っている.決して,ヒアリング用ではなく,やっぱりモニタなんだけど,音に変な色付けをしない傾向にはあると思う.ただ,ボトムの処理は悩ましいなぁと思っている.あと,机の上で鳴らして,床で作業していると....意外とキックの音とか低域の音がくっきり聞こえて,ちょっとどきっとする.安普請の集合住宅で使って良いのか,音が回っていやしないか,とちょっと神経は使うかな,と言うのが,買った直後の僕の評価だったりする.

2021/04/11

Proteus Orchestraを見つけた!

ここのところ,横浜スタヂオのモニタ環境に不満を持つようになった.本質的な問題は,もう買ってから20年くらいになるDENONのプリメインアンプが,ボリュームがおかしいとか,セレクタがおかしくなった,というところから始まっているんだけど.ここのところ,オーディオメーカも軒並み経営が怪しいくなり,リペアショップも減っている現実もある.何より20年も前のプリメインアンプなんて,リペア部品も無くなってきているだろう.そう考えると,これはもうモニタ用にアクティブスピーカを導入した方が良いんじゃ無いかと思うようになった.そもそも,テープデッキなんてもう使わない時代だし,Mackie 1604卓でソースの切り替えもできるし.でも,パワードモニタを入れるにしても,やっぱり実機は試聴しておきたい.なにせ,以前のJBL Control 2は店頭で試聴したけど酷い音だったものな.

そんなこんなで,コロナ禍で大騒ぎな中,久しぶりに茶屋町LOFTの島村楽器にパワードモニタがいっぱい置いてあるし,ちょっと試聴させてもらおう,と,昨日,伊丹に滞在する週末に梅田に出かけてみた.うーん,それにしても,これだけコロナ禍で新規感染者が増えているというのに,梅田はそれなりの人出で,なんだかなと思わないでは無いんだが.

さて,茶屋町LOFTに行く前に,近所のイシバシ楽器にちょっと立ち寄って見る.中古の棚を覗いて見ると,あれ,Proteus Orchestraが置いてある!もちろん中古で,¥23Kの値札.うーん,こいつのROMがあったらほしいなと思っていたのだ.なんてこったい.店員に聞くと,完動だよと言う.どうせなので,と札束を見せて....って,値段が値段なのでとても札束にならなかったんだけど.値引き交渉をして,少し勉強して貰って,¥22Kまで落とすというので,思わず買ってしまった.


まだ,ROMを抜いたり,Vintage Proにインストールしたりはしていないんだけど,まぁ,取り敢えず買っておく,というスタンス.中古,というかVintageな音源って,どうしてもそうなるよね.本当は,これに,Proteus 2000対応のWorld ROMとか,Mo'Phatとか,あとB-3もほしいんんだけど.中々,買うタイミングを逃したり,モノが出てこなかったりして,まだ手が出ていない状況.まぁ,少しずつ揃えるし.あとはミキサーの入力chとのバランスもあるしね.

さて,その後,パワードモニタを茶屋町LOFT島村に聞きに行ったけど.今だと,どうやら,NEUMANNのKH80 DSPが良いらしい.たしかに,iPhoneから音出しして聞いたんだが,笑うくらいに音がしっかり分離して聞こえる.サイズもそれほど大きいワケじゃ無い.あ,これ良いかもしれないなぁ,と思わせるものがある.モニタスピーカは,変な色付けをしないのが理想,その上でmixされた音が個別に分離して聞こえる分解能というか,そういうのも必要.その点で,NEUMANNのKH80,確かに良い.笑っちゃうくらい良い.なんだ,この音の分離の良さは!と感動して笑いだしちゃったもの.

もちろん,お値段もそれなりにする.島村楽器は中々値引きが渋い.今,サウンドハウス見たら,大体,¥70K/本が底値,かな.島村じゃそこまでの値引きはしてくれなかったのが残念.うーん,どうしようかなぁ.GENELECの8010も良いんだけど,横浜,同じ音にするのもなぁ.2本買わないといけないし.こっちは,激しく悩み中だったりする.

2021/04/04

NikonのAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRを手に入れた

もう半年前になるのか,勢いでAF-S Nikkor 200-500mm f/5.6 ED VRを買ってみた.もちろん,中古である.

このレンズ,Webでレビューを見ると,撮れる絵の割には値段が安い(新品で¥150K程度)とちょっと評判で.ちょっとおもしろそうだなと思ったのが原因.既に300mmまでのzoomレンズはあるワケで,cropで撮影すれば,450mm程度の焦点距離までは対応できる,のだが,やっぱりもうちょっと距離を稼ぎたいな,みたいな?しかも,Webのレビューを見ると,結構,手持ちで撮っている人も多いみたいだし.ちょっと試しても良いんじゃない?どうせ,試しだし,と思ったら,これは中古で買うしか無いよね,と,2020年の9月頃にWebで中古を探してたのだった.ふと見ると,ここのところ,中古レンズでしばしばお世話になっている秋葉原のニッシンカメラに中古が出ている.どれ,試してみるかと,札束を握って出かけたのが,2020年の10月3日のこと.

当日,お店に行くと,Nikkor 200-500 FA-Sは3本店頭に並んでた.うーん,ちょっと飛行機撮るのに試してみたいんだよね,と言ったら,それなら一番安いので良いんじゃ無いかな,と言われる.内筒がちょっと汚れているから安いけど,撮影には影響無いし,と言われた.まぁ,綺麗なやつとの価格差は¥5K程度.レンズの質が良ければ新品に置き換えることも念頭に,買って見た.お値段は¥113K.フィルタも付いてないし,おまけにフィルタある?と聞いてもそんなサイズが大きい(95mm径)フィルタなんか無いよ,と言われる.

仕方ないので,その足で秋葉原のヨドバシで,95mm径のNikonのフィルタを買った.のだけど,これが¥24Kもする!これと,あとはレンズポーチとしてHAKUBAの奴も買って.なんのかんの,ポイントを突っ込んだら,なんとか両者で現金支払いは¥14Kで抑えたんだけど.C/Pが良いからと手を出したのに,結果的には結構散財した気がする.レンズ1本に¥127Kかけていることになるじゃ無いか.ちょっと想定以上の出費だった.

家に戻って,早速,うちのNikon Dfにレンズを付けて塩梅を見た,んだが,こんな感じ.いや,デカすぎでしょう!大体,レンズに三脚座が付くレンズを買ったのは初めてだったんだが,三脚座で自立するんだ,みたいな感動を覚える.なんて迫力のある絵柄でしょう!

そんなこんなで,買って見たんだが,これを使った作例を作ろうとして,そこで見事にハマった.

まずこのレンズ,無茶苦茶重いのだ.レンズだけで2.09Kgある.三脚とか一脚が無いと,どうしてもブレる重さである.そもそも,僕の手元には28-300mmもあるので,このレンズを使う領域はその外側だ.その焦点距離できれいな写真を撮ろうとすると,このレンズの場合,望遠側をひたすら使うことになる.ここで手ブレを発生させると,そりゃ,悲惨な絵しか撮れない,ということになる.手持ちで使える,って....正直,かなり腕力というか,体幹を鍛えないと駄目だわ.

そして,バカでかいので,取り回しも悪い.そりゃ,こんなレンズ持って歩けば,目立つんだけど.この長さ,太さのレンズは,今の僕の手持ちのお散歩用のカメラバッグには中々収まらない.三脚座を外して,やっとなんとかなる感じ.三脚座の外し方を会得するのに,随分と時間がかかってしまった.以下では,少しだけ撮ってみた作例を付けて見る.

最初は,このサイズで撮れるよという絵.まず,200mmでこの画角.でも,この画角なら,僕の28mm-300mmで足りてしまうんだけど.

Nikon Df, AF-S Nikkor 200-500mm f/5.6 (@200mm) f/11, 1/500

なので,頻繁に使うであろう500mmになると,こうなる.まぁ,期待通りと言えば期待通りに被写体が寄ってくる.

Nikon Df, AF-S Nikkor 200-500mm f/5.6 (@500mm) f/11, 1/500

さらに,crop撮影をすると,ここまで拡大しちゃう.

Nikon Df, AF-S Nikkor 200-500mm f/5.6 (@500mm, cropped) f/11, 1/500

うーん,タワーマンションの各家庭の窓にかかるカーテンの状況まで良く見えるぞ,と.ここまで来ると,別な意味で"やばいレンズ"では無いかい?紹介が遅れた一因には,こんな感じで作例を掲載しずらかったのもある.まぁ,f/5.6のレンズなんだけど,逆光だからなのか,やや色合いは暗い感じが.FXサイズで撮影するなら,ここまで酷く拡大されることは無いので,とっとと使えば良いんだけど.でも,前述のように重いから,ついつい持出して歩く気分にならない,のよ.このレンズを抱えて長距離を歩く気にならない.

そうは言っても,少し,あっちこっち連れ出して使ってみている.例えば,大阪のホームから撮った,入線してくる神戸線新快速.多分,シャッター押す時にそれなりにブレている.動態の撮影には,置きピンをするなりした方が良い,くらいにちょっとAFの合焦には時間がかかる感じがする.

Nikon Df, AF-S Nikkor 200-500mm f/5.6 (@500mm) f/9, 1/320

柏尾川のアオサギ.十分な距離を取りながら,野鳥をこのように撮影するには良いレンズなのかもしれない.まぁ,このアオサギ,動いていなかったしね.

Nikon Df, AF-S Nikkor 200-500mm f/5.6 (@500mm) f/6.3, 1/100

あと,若干,オートフォーカスのピンが甘い気もする点はちょっと気になる.このレンズはとても大きくて目立つので,これを撮っている時,通りかかった女の子から「プロの写真家ですか?」と聞かれた.いや,練習中のアマチュアだよと答えたけど.やっぱり怪しく思われるよね.うん.

Nikon Df, AF-S Nikkor 200-500mm f/5.6 (@500mm) f/10, 1/400

望遠レンズが作る絵面の圧縮効果はこんな感じで,かなり強烈に効いていると思う.こちらも戸塚駅のそばの柏尾川の河岸.戸塚駅から若干西側に向かって,桜並木となっていて,桜の季節は大変綺麗なのだ.ただ,このコロナ禍の中,人出もそれなりにあって,いかがなものかと思わないでもない.

Nikon Df, AF-S Nikkor 200-500mm f/5.6 (@500mm) f/10, 1/400

いずれにせよ,このレンズは,サイズと重さの観点で取り回しが難しいレンズだな,と言うのが,現時点での僕の評価.なお,今回紹介した作例は,いずれもDfを手持ちで撮影,手ブレ防止のVRはONにしている,んだけどな.多分,拡大すると「手ブレ」が目立つと思う.

そんな訳で,AF-S Nikkor 200-500mm/f5.6 VR,お散歩レンズとして持ち歩くには,ちょっと無理がある重さ,サイズだった.それに,お散歩で気軽にスナップを撮るという観点からも,撮影対象に細心の注意が必要なレンズだと思う.それに,超望遠レンズというのは,都市部でのスナップに使おうとすると,安易にWebに上げられない絵が撮れてしまう可能性もある.だから,撮影時の構図にもかなり神経を使う.市街地では,意図せずに絵に入り込む「やばいモノ」とかも多いし.そうは言っても,超望遠ズームレンズとして,このレンズじゃないと撮れない絵面もあるのは事実.手ブレ等を考えると,ぜひ一脚程度は持って歩きたい,ところだが,そうなると今度は手軽にお散歩に連れ出せないよな(荷物増やしたくないよな)と,ここで葛藤が始まる.そんな感じで,非常に使い所に悩むレンズだな,と言うのが,半年ほど僕が試した率直な感想である.まぁ,そうは言っても,このレンズならではの表現もできそうなんで,多分,手放したりはしないだろうなと思うのだけれども.

Nikon Df, AF-S Nikkor 200-500mm f/5.6 (@220mm) f/11, 1/500

まぁ,花見にここまで色々持ち込むなら,このレンズを持ち歩く程度,それほど苦では無いかもしれないなぁ.

2021/03/20

企業内教育の考え方について

最近,会社で社内教育の見直しなどの議論をしているんだが,ふと思ったことを書いて置きたい.企業内で,技術教育をするにあたって,考えないといけない「知っておいて欲しい」ことは,多分3種類あると思う.次の3つに類型化できるんじゃ無いかな.

  1. 自身の業務の品質を一定にするために知っておくべきこと;Must Knowな項目といって良い.例えば,SW技術者が欠陥の無いソフトウェアプロダクトを,一定の生産性を以って開発するために知らなくちゃいけないことを学んでもらう.ISO 9000などでは,ある業務をするためには,その業務遂行に必要なことを教育するのは組織の役割となる.CMMIでは各PAのGP 2.5で教育を取り上げている.これらは,この項目を扱うことになるように思う.
  2. チームでの業務遂行のために知っておくと良いこと:企業での業務はどうしても,他の役割を持って活動する人と連携する必要は出てくる.企業規模が大きくなればなる程,こうした関係者がどういう価値観で活動する人のことを知らないとだめだ.例えば,SWプログラマなら,品質保証の人たちがどういう価値基準でQAの活動をしているか,SWテスタは何を目的に彼らの活動をしているかを知ることだ.これは,知っていることが望ましいもの,だ.多分,当面の自身の作業には直接関係無い(あるいは邪魔に感じることかもしれないけど)かもしれないけど,チームワークをうまく回すために知っておいて欲しいことだ.
  3. 将来の業務内容の改善のために知っておいて欲しいこと:企業での業務が,いつも同じである訳が無い.例えば,昨今,デジタル・トランスフォーメーション(DX)と言われているけど,長期的に自身の業務がより「良く」なるために,あるいは市場動向に応えるために取り込まねばならない新しい技術を学ぶことも重要だ.今なら,Big DataとかAIとか,次の世代の製品を開発するために知っておいて欲しい技術項目は常にある.「自分で研究しておきたい」技術項目という言い方をしても良いかもしれない.
この3種類の観点を忘れて,学習項目の体系化を図ろうとしても,どうもすっきりしないというか.
企業というのは,そこにいる人材は,本当に多様性に富む.個々人の(経験を含めて)学んで来たことも違えば,嗜好や指向も違う.その中で,共通の言語,考え方を理解して貰って,チームとして活動できるようにするのが,組織内で実施するトレーニングの最低限の範囲になる.ここまでは知っているよね,ということを前提に,企業の様々な活動もデザインすることができる.ここをまず押さえよう,というのが,CMMIのGP 2.5であり,ISO 9000の教育に関する要求事項なんだと思う.もちろん,この範囲を知っていても,業務を遂行する個々人がそれを使わなければ,その効果は発揮できない.ただ,失敗に対して,それはこういうことだったんだ,と共通の理解を持てるようになれば,失敗を通して小規模な改善を進めることはできるんじゃ無いかな.これが上記の1.の範囲.
同時に,組織が大規模になった時,自分のやりたいことに対して外部から茶々が入ることは多い.経理とか人事とか,組織が違えば違う価値基準で動くことも多い.でも,コンプライアンスとか考えたら,こうした価値基準も,個々のメンバが知っておいて欲しいことになるはずだ.僕も,企業の中で,しばしばコンプライアンス関連の全員教育を受講させられるんだけど,自分の作業にどう関係するか判らない,忙しい時にはこういうのを受けさせてどうするんだと思うことがある.でも,それは,別の組織の誰かが困るし,という話にもなる.そして,大規模プロジェクトでのソフトウェア開発ともなれば,こういう事象は本当に多い.品質保証の分野で良く言われる「次の工程はお客さま」という言い方も,価値基準が違うからということになるのかもしれない.この辺りを知って,全体最適を図ろうとか,あるいは他の人の意思決定が自分のところにどう関係するかを整理するためには,上記の2.の範囲の知識も必要になる.個人の繋がりだけでチームが運営できるなら良いけど,僕の経験から言えばそれが実現可能なのは,40名程度のチーム迄だろう.それを超える規模になった途端に,「相手が見えなくなる」のは良くあることだ.そのためにも,他の人達が何を基準にどういう活動をしているか,アウトプットがどういうものかを知ることは重要だと思う.
最後に,企業そのものが成長し,あるいは変化する市場の中で生き残ることを考えたら,「固定化された活動」だけで済む訳が無い.例えば,従来の人手でやっていた庶務の業務,ERPやRPAなどのツールを取り入れて省力化を図ろう,なんてことをして,余剰の人材を作って開発に充てるとか.同じ製品を繰り返し出荷する必要も無い.もちろん,螺子屋さんみたいに「無くなると困るモノ」があるのも事実だが,そうは言っても螺子屋だってボードの設計方法とか筐体の設計の考え方とかに応じて製造する製品の種類は変わってくる.昔,マイナス螺子だけだったのが,フィリップス螺子(+螺子),トルクス螺子などが出てきたように,多分,これからも色々な螺子への要求に対応して行かないと,企業は製品を出荷する市場を失っていく可能性も高い.だとすると,ここに対する備えは常に営利を目的とする企業体としては必要だ.新しい要求,それに応える手段など,どんな企業でも各社の担当範囲で技術革新やそれに伴う要求の変動の影響を受ける.だとすれば,そこに備えて「新しい技術」に対応していくための,技術革新についていくための教育も必要だ.昨今,皆さん,AI(というか,機械学習なんだけど)で何をする,みたいな話を夢物語のように語るけど,何故それができるか,何をするものなのか,正しく理解していないんじゃないかなと思えて仕方ないんだけど.例えば,こうした幻想を壊して,かつ,正しく技術を使ってここまでできる,こうする必要がある,というのを学んでいただくことは重要だ.この辺りの話は,3.に入れるといい気がする.
こうして分類して,企業内の教育を具体化ひていくと良いように思うのだけど.その上で,手持ちの人的資源(企業内で人材育成に使える資源というのは,極めてわずかだ)の範囲で何を重視するか,という議論になると思うのだ.その事業分野を伸ばしたいか,という議論から,3.のバッグに入った講座体型を作ることになるだろうし,あるいはその手前,1.の範囲を徹底してやるんだ,という考え方でも良い.そこに,企業としてのカラーが出てくるんじゃ無いかな.僕自身は,3.が膨らむと楽しいと思っているけど.