2011/09/28

そのモノ言いがね、何かいけないと思うの

どうも最近、雑談や新聞の経済面を読んでいると、ムカつくことが多い。例えば、昨今の『行きすぎた円高』に対して、政府の無策と騒いでみる論説委員とか、泣き言しか言わない経営者とか。記事を読んでいても何も得るモノが無いのだ。政府が債務超過になるやもしれん、と言うのに、その貧乏人にさらに金を借りれば良いだろう、と、それが正当な策だ、と平然と書いてしまう神経が、理解出来ないのだ。あるいは、輸出が出来ない、雇用が減ると短絡的な議論しか出来ないのも、どうかと思う。僕が施政者なら、どうぞ、そんな会社は潰れて下さい、と、言うのにな、と思う。
そもそも、輸出で外貨獲得出来るのは、国内の生産コストが海外のそれに比べて安いからだ。そのコスト差が価値を生む、という事実に目を背けてはいけない。質的に等価な製品を海外から安く調達出来るなら、高いコストを背負う必要はない。そんなことをする経営者は、株主の利益に反することをしている悪い経営者と言わねばならぬ。良い経営者は、高い調達コストがかかっても『売れるモノ』、価値のあるモノを売らねばならない。AppleはiPhoneでそれを成し遂げているではないか。日本車が無くなる!とは東洋経済の特集記事だが、消費者の立場にたてば、別に『面白いクルマ』が妥当な調達コストで入手出来るなら、日本車で無くても良いと思うのだ。別に困らないもの。
結局、口ではイノベーションと言いながら、何も変えず、相変わらずクルマが売れれば国は安泰、と言ってる様にしか見えないのだ。メディアも経済団体も大きな顔をして、結局、何も考えて無いと言ってる様なモノだ。クルマの代わりになる商品を育てて来たのか?それが本来の産業界の仕事、では無いのか?それを政府に責任転嫁して、自分たちの無策を棚に上げる。
何かね、その辺りの構造を押さえず、お金を刷れば良い、見たいな書き方をする。メディアだから正しい、と言わんばかりの書き方をする。そして、その姿勢をそのまま印刷してしまう、放送してしまう。その無神経差が、多分、僕のイラつきの本質なのだと思う。

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