2021 MacBook Pro 14"が来てから1ヶ月あまり,クレジットカードの与信枠が復活したところで,ついフラフラっと,EIZO CS2740をamazonでオーダしたのが3/2のこと.3/4の夜2000頃に宅配便で荷物が届いた.伊丹と横浜のDTM環境を1台のMacにする目的で,2021 MacBook Pro 14"を買った迄は良かったものの,14"のモニタはDTMをするには正直狭い.やはり28"モニタ2面の構成がほしいと思って,ついもう1台27"モニタを導入しようと思いたったのだ.ついでに,これを気に,外付けにしているTnunderbolt 3のバス上の機器を,MacBook Pro 14"に差し替えてきちんと動作するかも確認したいし.
購入に際して,最初は,EIZOのCS2731にするかCS2740にするか,ちょっと悩んだのだが,どうせだから解像度が高いCS2740を選ぶことにする.これで,27"のモニタは,EIZOのSX2761,CS2730,CS2740と揃えたことになる.まぁ,いずれも写真を弄ることを想定すれば適切な選択だろう.
さて,まず到着した荷物を解いて,梱包されているものを確認.ケーブルはDisplay PortとUSB-Cケーブルだけだった.HDMIを追加で調達した方が良さそうと判断する.3/5に,梅田のヨドバシに行って,調達することにしよう.今,iMac用に使っているMagic TrackpadとMagic Keyboardはそのまま利用することにする.Bluetoothでの無線接続では無く,USBで繋ぐつもりだけど.ただ,USBで常時接続するために,USB-A-Lightningのケーブルは2本程度必要だな.画面の前にはRolandのA800-Proを置いてあるので,これを避ける形で長めのケーブルを用意しよう.そんなこんなで,到着した翌日,土曜日にケーブル類を梅田のヨドバシに買い出しに行ってみる.なんのかんので,土曜日のお昼過ぎから買い出しにでかけたので,帰ってきたらすっかり夕方だった.
これでようやく2017 iMac 27"を机の上から下ろす作業に着手できる,と作業を始めた.いや,色々とUSBケーブルや電源ケーブルが錯綜してて,結構難儀をしてしまった.ようやくiMac 27"をおろして,代わりにEIZO CS2740を設置.まずは,現状を維持したままで,MacBook Pro 14"が大画面で表示できれば良いや.Thunderbolt busは,MacBook Pro 14"の到着前に,CalDigitのThunderbolt 4 Element Hubを買ってあったので,これも設置.MacBook Pro 14"を持ち歩く前提で,Thunderbolt接続の外付け機材を1本で外せるならこんな楽なことないよね,という判断である.高かったけど,買っておいたのだ.
さて,色々と繋いで見て,とりあえず画面を表示させる.最低限,問題は無いようだ.ただ,どうもMacBook Pro 14"に繋いだThunderbolt 3の外付けHDDが全てはマウントされない,とかThunderbolt 3バスに繋いだMOTUの828esと8Aがどうも認識されていないらしい.うーむ.Thunderbolt 4バスでは帯域が足りないのか?まず,Element HubからEIZO CS2740へ行くUSB-Cを外して,MacBook Pro 14"に直接入れて見る.今度は,外付けHDDはうまく繋がったように見える....が,はやりまだ,MOTIのAudio I/Oが見えない.まいったな.結局,Thunderbolt 3 busの2つはMacBook Pro 14"に直接繋ぐと,おぉ,今度はやっと識別されるようになった.なんだかね.Thunderbolt4のケーブルを用意しないといけない,のかもしれない.
ところで,CS2740にはDisplayPortも入力可能だ.以前,2019 MacBook Pro 13"を購入時に導入したCalDigitのTS3 plus,良く見たらDisplayPortの口からHDMIに変換して出していたんだ,と気がつく.それならば,と,MacBook Pro 13"からの画像出力はHDMIを通さず,直接,CS2740に突っ込んだほうが良かろう.DisplayPort-HDMのアダプタを外して直接,CS2740に入れるようにワイヤリングを変更.
さて,こうなると,机の上に2台のMacBook Proがあることになる.2017 iMac 27"から外したMagic KeyboardとMagic Trackpad,1台をこの2台で使いまわしたいな.ふと,CS2740のマニュアルを見ると,このモニタにはUSB-CとUSB 3.1 Bかな,2つUSBのupstreamのポートがある.これ,しかも表示している入力ポートに併せてどちらのポートを使うか,選択ができるらしい.Magic KeyboardやMagic Trackpad,そして有線Mouse,これを表示画面に併せて切り替えられるってことじゃ無いか!これに気がつくのに1日かかってしまったのだけど.また,モニタの裏の配線をごそごそと見直し.CS2740をUSB busのスイッチャのようにして,表示画面に応じてキーボードがどちらに繋がるか,選択できるようにした.この設定が,意外と快適で.なんだ,こんな使い方できるなら,これで良いじゃ無いか,と.ただ,今,伊丹スタヂオのA-800PRO等,音楽系のUSB入力装置も一緒に切り替えられちゃうのが,ちょっと悩ましいな.音楽系機材はMacBook Pro 14"だけに入れるように,後でもう一回,USBの配線を見直すかもしれない.
そんなこんなで,iMac 27"をMacBook Pro 14"+CS2740に置き換えるのにほぼ2日を要してしまったが,日常の運用に耐えられる状況にはなった.今のところ,MacBook Pro 13"の方はクラムシェルで運用している.MacOS 12は,クラムシェルモードだと,指紋認証では無くPassword認証で入れるようになるらしいので,これも便利.気になると言えば,以前よりも,MacBook Pro 14"の方がファンが回ること,かな.どういう仕組みになっているか謎なんだけど.取り敢えず,なんとなく,用は足りているので,これで宅録環境のMacBook Pro 14"への移行と環境の改善を図るという,CS2740導入の当初の狙いは達成したことになる.画面の色合いも良いし,まぁ,¥200Kもした高いモニタだから何だけど,これは良い(目的を満たす)買い物だった気がしている.