2020/06/10

MOTU 8AとMicro Expressを導入した

伊丹のMOTU 828 mkIIが壊れてしまい,828esに置き換えたのが3/22のこと.運用も落ち着いて来て,中々良いのだけど,なんとなく今度は828 mk3を伊丹スタヂオから外したくなってきた.FireWire用のドライバとThunderbolt用のドライバ,2つを搭載している状況がなんとなく気になってきたのだ.どうせ,長期的に見れば,FireWireは排除されてしまう訳だし.それに828esは,AVBというEthernetの拡張機能で,もう1台のDigital I/Oをカスケード接続できるのだ.同時に,では同じ828esを買うのもなぁ,いやいやそうするとMIDIのポートが足りなくなるしなぁ....RackのUnit数もこれ以上増やせないし.色々と考えて行くと,そうか,MOTUのHalf RackサイズのAudio I/Oを1本入れて,あとはHalf RackサイズのMIDI I/Oを入れるか.これで,828mk3は横浜スタジオに寄せてしまうのも手だ,と思いつく.将来的には,伊丹スタヂオはクローズして横浜スタヂオに集約することになるが,その時はAVB I/Oで集めれば良いし.そんなことを考えていたのが5月の連休明けくらい.
ただ,MOTU 8A+Micro MIDI Expressのペアで考えていたんだが,これが,大阪の楽器屋だと中々安くならない.amazonで購入した方がよっぽど安くあがるみたいだ.そんな値段調査を色々としてたら1ヶ月くらいあっと言う間に過ぎてしまった.
6月に入って,そろそろボーナスだし良いかな,と思って,amazonで発注をかける.amazonは消費税が入っているのか良く判らないんだが,ここ数ヶ月,ケーブルとかも買って来たし,そこそこamazon pointも溜まっている.これを全部つぎ込んで,Micro Expressと8Aをオーダする.総額¥169,289也.意外と8A,高いのよね.まぁ,ADAT光のI/Oも1ペア付いているし,良かろうと.消費税が別途かかると¥186,211になってしまうんだが....なんでも,クレジット払いにすると5%だかの還元もあるらしいしな.amazonのマーケットプレイスに出店している国内の販売店が発送してくれるらしいから良いかな.....そう思って,えい!と発注したのが,6/6の午前中のこと.
これが意外にも早く届く.まず,MOTU 8Aは,6/7のお昼に到着する.はやい....!しかも,パッケージを開けたら,中に,MOTU Half Rack Mounterも1セット入っている!なんてこったい,それもオーダしちゃったんですけど......色々と確認して,駄目もとで,Rack Mount Kitの発注先にキャンセルをお願いして見る.いや,良くみたら,19" Rack Mount Kitを発注していたらしいのだ.....そして,翌日,6/7にはamazonからMOTU MIDI Micro Expressも到着してしまった.在宅勤務の期間中で良かった.パッケージ内容を確認すると,こちらにもHalf Rack Mouting Kitが1つ入ってて,あぁ,なんか無駄になっちゃったな.2つ揃ったところで,夜,2つのHalf Rackのインタフェースを繋いで,19" Rackにマウントできるようにする.6角レンチでネジを外して繋ぐだけなので,まぁ,それは大した苦労も無く終わった.
翌日,6/9の夜,会社から帰ってきてから,828mk3をMOTU 8A+MIDI Micro Expressに置き換える作業を敢行.取り敢えず,Mackie 1604 VLZ Proに立ち上げているアナログラインはそのまま,ほぼ背面のワイヤリングはそのままにして,828mk3を8Aに置き換える.あとは,今までは828 mk3に頼ってたMIDI I/OをMIDI Micro Expressに差し替えて.USBも繋いで,動作確認.うん,問題は無さそう.
さて,複数のDigital Audio I/Oを繋いだ時に,同期はいつも問題になる.最初に828 mkIIと828 mk3を繋いだ時に苦労したものな.これが,どうやらAVBで同期が取れるようになるらしい.10Base-Tケーブルで,828esのEthernet Portと8AのEthernet Portを繋ぐだけ.これで大丈夫になる.ついでに,Universal AudioのADAT outを8Aに入れて見ることにした.これで,Apolloに刺したAmp Simulatorの出力も8Aに立ち上がるようになるし.あとは,Apolloのコンソールから,出力先をADATに切り替えて,これで必要なやり取りはできるようになる.
MicroMIDI Expressに関しては,USB Bus Powerで動作するらしいので,USB HUBの給電で済んでしまうのが楽.amazon.co.jpのレビューを見ると,Mojave対応が遅れたので「動作しない」みたいなコメントが出ていたけど,これは2020/01/03頃に出されたMOTUのドライバを入れれば問題ない.最後にDP10を立ち上げて,ざっくりと動作確認.MIDI信号のルーティングがされていることを確認.
さて,今回のやりくりで余った828 mk3は,横浜スタヂオに持ち込んで,現在のMOTU 828 mk2で束ねているAmp Simulator系の音源を束ねるのに使う予定.同じ機材を2本繋いだらどう見えるのか,ちょっと気になるけど.まぁ,828 mkIIが壊れても修理できない状況になったので,仕方ないだろうなぁ.