2013/01/17

アーキテクチャライフサイクルマネジメント

ふっと年末から考えているのだが,システムやソフトウェアのアーキテクチャが,そのアーキテクチャを持った製品のライフサイクルと異なる周期で動くものであるならば,アーキテクチャそのものもが「ライフサイクルプロセス」を持っていて良いのでは無いか?特に,Product Line開発を狙うなら,アーキテクチャそのものがライフサイクルを持つ,という捉え方をするのが適切なのでは無いかと考えている.
このアーキテクチャのライフサイクルは,多分,以下の4つのプロセスから構成される.

  1. 企画・要求定義:アーキテクチャに対する要求を定義して,アーキテクチャ開発を企画する活動.技術動向や,組織として売り物としたいコアコンセプトのようなものを具体化して共有するための活動を行うフェーズ.ポイントになるキーワードは,品質要求になるはず.また,なぜそういうアーキテクチャにして置くかを考えるためには,もっと上流のビジネス要求等も具体化して置かないといけない気はする.
  2. 開発:アーキテクチャを具体的に開発し,アーキテクチャに対する要件を満たしているかの妥当性を確認する(Validateする)までの活動.このプロセスエリアには,基本的にISO 12207 SLCPの方式設計の活動を割り当てる.既存のアーキテクチャのどこを変更するか,アーキテクチャのどの部分を新規開発するか,なんて話も,もちろん,アーキテクチャを設定する活動の一環として,この「開発」プロセスに入れて置くことになるはず.
  3. 保守・運用:アーキテクチャを維持し,これを利用するフェーズ.ここは,個々の製品に対する要求に応えるように,アーキテクチャを維持し,あるいは変更範囲を具体化する活動を割り当てる.
  4. 廃棄:アーキテクチャは,ある限界を超えると,それ以上の保守・運用に膨大なコストをかける必要が出てくる.大抵の場合,こうなったら,そのアーキテクチャをそれ以上使いまわすのは,経済的に損になる.こう言う時には既存のアーキテクチャを廃棄する必要があると思う.具体的には,廃棄の条件を予め設定して置き,この条件に達したら実際にアーキテクチャの廃棄を判断し,そして最後に次のアーキテクチャへの移行を計画する.こうした活動を無視しちゃいけないと思う.ISO 15288にある廃棄の考え方に近いが,実現方式の廃棄なので物理的な廃棄は存在しない.という点は注意が必要かもしれない.
各プロセスをより具体化して行くと,アーキテクティングという活動の全体像が説明できるようになるんじゃ無いかと思うんだが,どうだろう?もちろん,SLCPにある支援系の活動は,同様にアーキテクチャライフサイクルプロセスでも必要になると思うけど.ここには構成管理,要求変更管理,検証,妥当性確認,文書化等の活動を割り当てる.これくらいの活動の枠組みでアーキテクティングという活動を捉えて見ると,大体世間で言われていることや活動が整理できるんじゃ無いかな...と連々と考えて見た.

2013/01/15

Sonnet Echo Express Proを試す

先日「ダメだった」と言う報告をしてみたSamsungの840 SSD.そもそも,標準的なインタフェースしか使っていないくせになぜだろう,という疑問が消えないので,このSSDを買った秋葉館に行ってみた.いや,正しくは,このSSDをiMacで使えないなら,横浜のMacProにさしてみよう,と,3.5" Disk Bayに2.5"のSSDを挿すアダプタを買いに行ったのだけれど.試しに店員さんに「先週買ったSSD,iMacで使えなかったよ」という話をしてみると,バスパワーが足りていない可能性があるとのこと.消費電力が大きいSSDをSSDに挿すと,突然「落ちる」ことがあるらしい.いや,ちょっと待て,SSDの方がHDDよりもモータ等無いから消費電力少ないはずだろう...とも思うんだが....
それはともかく,Thunderboltのバスパワーの問題ならば,確かに可能性はある.うちのiMacには,既にこいつを挿している.これもバスパワー駆動だ.それならば,FireWireポートの増設を,別な手段に任せれば良いじゃ無いか,と思いつく.モノは試し,と,昨年のうちに買っていたSonnet TechのEcho Express ProAllegroに譲って見ることにした.早速,Echo Express Proを箱から取り出して.....でけ!しかも重い!
昨年に買った割に,今まで箱から出してもいない,というのもいかがなモノか,という話はともかくとして,取り敢えず,そのサイズに驚く.もしも,ということも考えてフルサイズPCIeカードを挿せるように,Proにしてみたんだが....これにハーフサイズのFire Wire 800のカードを挿す,って無駄じゃん.とは言え,今はこれしか無いのだ.これで我慢するしか無い.....で,カードをさして見るとこんな感じ.
たった,FW800ポート3つ分,ですよ.なんかなぁ.ま,Thunderboltのポートを2つ持っているので,ポートを無駄にしないのはありがたい.
ま,ともかく,これで,電源を入れてみる.Power On/Offは,Macの電源にあわせて自動でついてくれる.MacのThunderboltに挿して電源を入れてみると....意外とファンの音が大きい!これもちょっと想定外だった.意外と五月蝿いですよ,この子.ま,取り敢えず,これで,FireWireの外付けHDDを繋いで様子を見ることにしよう.
さて,懸案のSSDの方はどうなったか,というと,こちらは,うまく動いた.システムディスクをSSDにクローンして,そこからたちあげている.Bootableなディスクになってくれるのが嬉しい.Virtual Instrumentsの方がどうなるかは,これから試して見るが.マシンのbootは若干早くなった,かな.どうやら,バスパワーが足りない,ということが原因らしい.中々,こういう問題は難しいね.
ま,これでSSDは使えるようになったのだが,問題はこのSonnetのPCIe Expansion Chassisのファンの音がなぁ.どうしたもんかな.ちょっと悩ましいところだ.

2013/01/13

雪!大雪!

昨夜辺りから,TV Newsでは「今日は午後から雪になる」と騒いでいたんだが....横浜の家にいて,ふっと気がつくと9:00過ぎには牡丹雪が降りだしてきた.ありゃりゃ.この週末,うちのクルマのショックを交換して来たばかりで,これを伊丹まで持ってこよう,と計画していたんだが,参ったね.まぁ,積もらん,と言ってたから,これは早めに移動した方が吉,と判断して,荷物をまとめて家を飛び出す.一応,チェーンは買ってあるけど,うちのクルマは夏タイヤだしねぇ.
ということで,朝9:30頃に横浜を飛び出して一路,伊丹まで移動.こういう日は,箱根は絶対大雪でチェーン規制も出ているに違いない.横浜から藤沢→厚木と抜けて,厚木から東名に乗ることにする.途中,藤沢辺りがもう雪景色で,ここは湘南か,という感じがばりばり.
ところが,この先の厚木に入ると,もう雪は雨に変わってた.チェーン規制もなしなので,そのまま走って行くと....今度は,御殿場界隈が凄いことになっていた.

これ,多分,60km/hくらい.普段は100km/hくらいで走れる場所なのに....ま,仕方あるまいて.結局,沼津の手前までは雪がちらついて慎重な運転を強いられる.ところが,これが名古屋辺りになると薄日がさす程度には天気も回復.なんとか,17:00頃には尼崎I.C.までたどり着いた.
さて,115,000km程度,というところでショックを変えてみたワケだが.ディーラのメカニックさんからも「そろそろですね」とは言われていたし,ちょっと年末に移動していた時にリアサスが跳ねる感じがしたのもあり,先週末にディーラにお預けして変えて貰った.4本交換,〆て¥285,000くらい?今回,帰りに乗ってみて思ったんだが,うーん,今ひとつ,新車の頃の「かっちりした感じ」にはまだ至らない気がする.ショックじゃ無くて,スプリングの方がヘタった?あるいは,もうボディが経たって来たせいかしらん?まだまだ,このクルマには頑張ってもらわないと,と思っているんだけど,中々この辺りのチューニング,というか因果関係が難しい......

2013/01/09

SAMSUNGのSDDを買ってみた...んだが....

さて,正月休みの間,大したことはやっていないんだが,ちょっと思い立って,伊丹すたぢおのiMac(Mid 2011)用にSSDを買ってみた.SSDをThunderbolt経由で繋いでやって,「高速な外部ディスク」を確保してみよう,という腹づもりである.購入したSSDは,SAMSUNGのMZ-7TD500Bという奴.これを,GoFlex Thunderbolt Adapterというケースに突っ込んで,これでThunderboltバス上にSSDを用意しようじゃ無いか,と考えたワケだ.ここにシステムを移してやって,Virtual Instrumentsの「音源ファイル」へのアクセスを高速化してやろう,という考えである.

ところがだ,この外付けSSDをiMac Mid 2011のThunderboltに挿すと,どういうワケかHDDとしてフォーマット出来ない.フォーマットエラーと言われて,エラーで終わってしまう.ん?普通のSATAなのに,なぜそんなことが起きる?あれー,これはSAMSUNGの「バッタモン」を掴まされたのか,とも不安になる.
ちなみに,うちのiMac Mid 2011は,未だに(PowerPCコンパチビリティが欲しいので)Snow Leopardのまま.まだMountain LionどころかLionにも上げていない.Thunderboltも出始めの頃の機種なので,その後何かFirmware updaterでも出ていないか,とも探したが,どうも出てこない.どうやら最低でもLionに上げないと,EFI updaterも動かないみたいだし.参ったね.
さて,これは何が原因なんだろう?まずは,GoFlex Thunderbolt Adapterの問題か,とも思ったので,伊丹すたぢおにあるバックアップ用の2.5" HDDをこのケースに突っ込んで見た.あれ?見えるじゃん.次に,FireWire I/FのケースにこのSamsung 840をさしてみた.今度は,MacBook ProのFireWireに入れてみると....あ,こっちは動くんだ.....フォーマットも一応してみる.うん,動く.
ふっと,店のWebサイトを見ると,このSSD,サポート機種にiMacが入っていない....ん?どうやら,棒はとんでもない間違いをしたかもしれない.どういうワケかしらないが,iMacはひょっとしてこのSSDを繋ぐことが出来ない....のか?うーん.....
一応,MacBook ProでFireWire経由でSSDをフォーマットしてみる....と,これができるんだな.一応,Zero Paddingモードで初期化してから,もう一度上のケースに入れてiMacのThunderboltバスに移してみると,今度は.....ファイルひとつを移して見る.うん,動く.ところが,だ.Carbon Copy Clonerを通して大量のデータを移そうとしてみると,SSDが突然システムからunmountされてしまう.うーん....何じゃこりゃ?どうも,このSSDは,インタフェースはSATAだし,何も問題無いはずなのに,どういうワケか継続的に使うことが出来ない....らしい.うーん....参ったね.なんでそんな変なことになるんだろう?
.ま,いざとなれば,このSSDは横浜すたぢおのMac Proに突っ込んで使う,というのもありかもしれない.それも考えて見るかな....なんだかなぁ.後は,7200 rpmのHDDを買ってみて,iMac mid 2011で使えるか確認してみる....くらいかなぁ.